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韓流ブームに乗って…台湾も韓国語学習ブーム

韓流ブームに乗って…台湾も韓国語学習ブーム

Posted November. 28, 2017 09:00,   

Updated November. 28, 2017 09:49

한국어

台湾では最近、韓流ブームに乗って韓国語学習ブームが激しい。人口比での韓国語能力試験の受験者数は世界で最も多い。

台湾の大学の中で、韓国語学習者が最も多い国立政治大学韓国語文学科を22日訪れ、その熱気を直接確認することができた。遅い午後の時間にも拘わらず20人以上の学生が黒板に書かれた「自炊」「下宿」のような言葉を、真似しながら読んでいた。同日授業に出ていた学生たちは2年生で、来年韓国に交換学生として行くための準備をしていた。

陣慶智韓国語学科学の学科長は、「副専攻を含めて、うちの大学で韓国語を学ぶ学生は523人で、台湾内で一番多い」とし、「台湾で韓国語を学ぼうとする人が毎年爆発的に増えている」と語った。韓国でも知られている台湾の有名俳優林依晨も、ここの韓国語学科の卒業生だが、学業中に一度も欠席したことがないという。

台湾で、第2外国語として韓国語を学ぶ高校生数は、2013年の秋学期全体の5.3%から、2016年の秋学期は7.5%まで増加した。外国語教育分野では増加傾向が最も著しい。

韓国語ブームに加え、韓国語能力試験の受験者数も、2014年の5316人から昨年は7210人へと大幅に増えた。台湾人口が2350万人であることを考えると、世界で韓国語能力試験の受験者が最も多い国だ。

台湾で韓国語ブームが激しいのには、いくつかの理由があるが、この数年、台湾内で韓流ブームが広がったことを最初に挙げることができる。首都台北で会った人たちは皆、韓国芸能人数人の名前は、当然のように知っていた

他の理由は、台湾で韓国語を学べば就職が非常に容易であるという点である。陣学科長は、「台湾で日本関連人材はあふれているが、韓国関連人材は少なく、企業には韓国語ができる人を送ってほしいという電話が殺到している」と話した。台湾と韓国の貿易額は年間300億ドル(約30兆2600億ウォン)を超える。日本の半分程度であるが、日本語話者は韓国語使用人口に比べて10倍を超えているという。

最近、中国政府と対立している台湾政府も、韓国との交流を増やすために多方面で努力している。両国を行き来した観光客数も、最近は毎年数十%ずつ増え、いつの間にか200万人を超えている。駐韓台湾代表部の邱琪広報官は、「あまりにも行き来する人が多く、台湾~韓国路線に就航した中華航空飛行機便が満席の時が多い」と話した。



周成河 zsh75@donga.com