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バリ島噴火、警戒レベル最高に

Posted November. 28, 2017 08:50,   

Updated November. 28, 2017 09:50

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世界的リゾート地、インドネシア・バリ島の最高峰アグン山の噴火が本格化した。現地の災害対策当局は、警戒レベルを最高の「危険」に引き上げた。

インドネシア国家防災庁(BNPB)は27日午前6時(現地時間)、アグン山の警戒レベルを4段階で一番高い「危険」に一段階上方修正したと明らかにした。また、噴火口6.0~7.5キロメートルだった避難区域を半径8~10キロメートルに拡大し、この地域内の住民全員に避難を指示した。現在までに約14万人が避難した。

現地の火山地質災害軽減センター(PVMBG)によると、アグン山は海抜2万6000フィート(約7900メートル)の高さまで火山灰が噴き出し、噴出した火山灰は風にのって東南の方角に徐々に移動していると調査された。インドネシアは環太平洋造山帯に位置し、地震と火山活動が頻繁に発生する。アグン山をはじめ活火山が130近くある。

インドネシア交通省は、バリのングラ・ライ国際空港を少なくとも24時間閉鎖することを決めた。シーズンを迎えて観光地のバリを訪れる計画だった観光客に混乱が予想される。外交部によると、現在、バリ島東に位置するロンボク島には、韓国国民約20人が一時、観光目的で滞在している。

空港閉鎖の決定により、旅行業界はスケジュールのキャンセルによる手数料を免除する方針を出した。大韓航空は27日午後6時、仁川(インチョン)空港から出発する予定だったKE629便と28日午前1時25分にバリから仁川に出発する予定だったKE630便のキャンセル手数料を免除すると明らかにした。ガルーダ・インドネシア航空も、28日に出発する航空便までキャンセル手数料を免除することを決めた。



金守蓮 sykim@donga.com