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日本に「貿易不均衡」と不満を示すトランプ大統領

日本に「貿易不均衡」と不満を示すトランプ大統領

Posted November. 07, 2017 10:12,   

Updated November. 07, 2017 10:16

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訪日2日目の6日、トランプ米大統領は安倍晋三首相と首脳会談を行い、「日本は(米国から)防衛装備品を大量に購入すべきだ」と述べた。また、米国は国際貿易市場で非常に不公平な扱いを受けてきたとし、日本と中国、他の国でも不公平貿易は解消されるべきであり、このために米国は努力すると明らかにした。

 

今回のアジア歴訪の最優先目的が「米国第一主義」であることを明確にしたことで、明日から始まる訪韓でも経済問題が北朝鮮核問題とともに優先的に議論されるものと見られる。

トランプ氏は同日、元赤坂にある迎賓館での首脳会談後、共同記者会見を行い、両国の記者団の質問に答えてこのように述べた。トランプ氏は、「日本が北朝鮮ミサイルを迎撃しなかった」というメディアとの最近のインタビュー内容について質問を受け、「日本の上空を北朝鮮ミサイルが通過した場合、迎撃して落とすべきだ。米国にはF35戦闘機やSM3などすばらしい防衛装備が多い」とし、安倍首相に兵器購入を要請したことを示唆した。そして、「米国の大統領として公平かつ自由で互恵的な貿易関係を望む」とし、「慢性的な貿易不均衡と赤字をなくすために米国の輸出品は日本市場に公平に接近することを望む」と述べた。

 

前日、ゴルフ会合をして経済関連の主題を避けた安倍氏は「日本は防衛装備品の多くを米国から購入している」とし、「イージス艦、F35、SM3ブロック2Aも米国から購入することになっている」と明らかにした。対米貿易不均衡の解消については、「既存の経済対話の枠組み中で議論を深める」と答えた。

トランプ氏は、安倍氏が提案した「インド太平洋」という表現を使い、日本の対中牽制政策への支持を表わした。「自由で開かれたインド太平洋」は、米国と日本、オーストラリア、インドの4ヵ国の協力強化を通じて、中国の膨張主義を牽制するという内容であり、韓国の対中外交の空間を狭める可能性がある。

北朝鮮の核・ミサイル開発への対応について安倍氏は、「トランプ氏が明日訪問する韓国と日本、米国3国の協力が重要だということを再確認した」と強調した。トランプ氏は日本人拉致問題については、「大変悲しい出来事」とし、「もし、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がその人達を返してくれるということになったら、それは多くの特別なことの始まりだと思う」と述べ、北朝鮮が誠意を示すことを呼びかけた。



徐永娥 sya@donga.com