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スペイン首相、カタルーニャに「5日以内の独立の立場を明らかにせよ」と最終通告

スペイン首相、カタルーニャに「5日以内の独立の立場を明らかにせよ」と最終通告

Posted October. 13, 2017 09:23,   

Updated October. 13, 2017 09:31

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スペインのラホイ首相が、分離・独立を求めているカタルーニャ自治州に「最終通告」を送った。独立宣言後、その効力凍結して交渉を提案したカタルーニャ側の要請を拒否し、交渉する考えがないことを明確にしたのだ。

ラホイ首相は11日午前、緊急閣僚会議を開いた後、談話を通じて、「内閣はカタルーニャ自治州に『独立が宣言されたかのかどうか』はっきりさせよう求める」とし、「今後の状況は、カタルーニャ自治州首相の返答次第だ」と明らかにした。また、議会に出席して、カタルーニャ側の国際社会の仲裁提案も拒否することを明らかにした。AFPは、ラホイ首相がカタルーニャ自治州のプッチダモン州首相に16日までに独立宣言の有無に対する最終立場を提示するよう求め、5日間の期間を与えたと伝えた。

プッチダモン州首相は前日、「独立を宣言する権限は投票で委任されたが、独立宣言の効力を凍結し、交渉を求める」と発表した。投票で独立国になる資格を得たことを内外に知らせる一方、高まった交渉力を基にスペインに対して自治権を大幅に拡大するという構想だった。しかし、ラホイ首相が反撃し、カタルーニャは重大な選択の岐路に立たされることとなった。

スペイン憲法第155条は、自治政府の法順守のために中央政府が必要な措置を取ることができると規定されている。しかし、同条項はまだ一度も発動されたことがない。万一、自治州が独立宣言を維持して独立の行動に出る場合、中央政府は憲法に規定された通り、19日間の再考期間を持った後、自治州の官僚を解任し、州警察を掌握するなど強硬手段に着手することができる。



金守蓮 sykim@donga.com