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スウェーデン人ジャーナリスト殺事件、容疑者のハードディスクから複数の死体写真

スウェーデン人ジャーナリスト殺事件、容疑者のハードディスクから複数の死体写真

Posted October. 09, 2017 11:27,   

Updated October. 09, 2017 12:00

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内戦の傷痕がなまなましいスリランカ、地震の被害復旧が真っ最中のハイチ、そしてウガンダとキューバまで。世界を駆け回って取材したスウェーデンのフリー女性ジャーナリストのキム・ウォールさん(30)の体の一部(頭部と脚)が7日(現地時間)、デンマーク・コペンハーゲンの海外に打ち上げられた。8月11日に行方不明になり、十日後、両手と両脚のない胴体が発見されて約2月が経った。

 

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)と米コロンビア大学ジャーナリズムスクールを卒業したウォールさんは、取材のために太平洋にある核廃棄物処理場はもとより北朝鮮にも潜入するほど冒険心が強かった。しかし、奥地でも特段問題がなかったウォールさんが死亡した場所は、ほかでもなく幼年時代を送ったコペンハーゲンの馴染みのある町からわずか数キロ離れた海だった。

 

ウォールさんは2か月前、取材のためにデンマークの発明家ピーター・マドセン被告(46)が作った潜水艦「UC3ノーチラス号」に乗艦した後、潜水艦は沈没した。戻ったのはマドセン被告だけだった。マドセン被告は、初めはウォールさんをコペンハーゲンで降ろしたと言ったが、すぐウォールさんが潜水艦の中で頭をぶつけて死亡し、自分は罪悪感で潜水艦を沈没させたと発言を変えた。

しかし、7日、警察によると、ウォールさんの頭部と両脚は海底にあったカバンの中から発見された。カバンには重い鉄パイプが入れられており、マドセン被告の証言とは違って、頭部には負傷した形跡が発見されなかった。警察は今月初め、マドセン被告のコンピュータから損壊された女性の死体写真が多数発見されたことを明らかにした。明確な死因が明らかになっていない中、マドセン被告は殺害容疑を否認している。