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ノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏、「冗談かと思った」

ノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏、「冗談かと思った」

Posted October. 08, 2017 11:10,   

Updated October. 08, 2017 11:13

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ノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏、「冗談かと思った」
「ノーベル賞を受賞することを予想していたなら、今朝、髪を洗って来たのに…」

5日(現地時間)、英ロンドンのある出版社で開かれた記者会見で、カズオ・イシグロ氏はノーベル文学賞の受賞が意外だったことをウィットを利かせて表現した。イシグロ氏は、「同時代の偉大な作家も受賞できなかった賞を私が受けたというので、冗談かと思った」とも述べた。これに先だちイシグロ氏は受賞直後のメディアとのインタビューでも、「エージェントから連絡があって、フェイクニュースではないかと疑った」と話した。

昨年のノーベル文学賞の受賞者である歌手ボブ・ディランが10日以上、立場を表明しなかったのと違って、イシグロ氏は受賞の感想を直ちに表明した。イシグロ氏はBBCとのインタビューで、「ノーベル文学賞の受賞は、大勢の偉大な作家の足跡を私もたどれる所に立っているということで、壮大な栄誉だ。大変な受賞だ」と語った。

イシグロ氏の受賞の知らせに、国内の出版市場は直ちに反応した。ソウル鍾路区(チョンロク)の教保(キョボ)文庫光化門(クァンファムン)店は7日午前9時半に開店するやいなや、イシグロ氏の本を求める客で混みあった。会社員のホン・スンボムさん(28)は、「ノーベル文学賞を受賞した作家で話題になっていると言うので、早くから書店を訪れた。代表作である『日の名残り』と『わたしを離さないで』に特に関心がある」と話した。同書店は、イシグロ氏の作品コーナーを2つ新たに設けた。

オンライン書店「イエス24」によると、ノーベル文学賞受賞前の1週間で6冊しか売れなかったイシグロ氏の本は、受賞直後2日間で1944冊も売れた。代表作『日の名残り』と『わたしを離さないで』は、イエス24の日別総合ベストセラー1、2位を占めた。「アラジン」も、受賞前1ヵ月間のイシグロ氏の作品は17冊売れただけだが、受賞直後6日午前までに885冊が売れたと明らかにした。

一方、日系英国人のイシグロ氏の受賞の知らせに日本列島は熱い反応を見せた。新聞各紙が号外を出し、安倍晋三首相も直ちに「日本にもたくさんのファンがいる。ともに受賞をお祝いしたい」と祝福のコメントを発表した。

NHKは、受賞直後のニュースで、イシグロ氏の出生地である長崎の市民の反応を報道した。産経新聞は、「私の世界観には日本が影響している。私の一部は、いつも日本人と思っていた」というイシグロ氏の発言を伝えた。一部のメディアは、約50年前にイシグロ氏が通っていた長崎市の幼稚園の当時の担任にインタビューした。91才の恩師は、「静かに1人で絵本を読む子だった」と振り返った。