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米、北朝鮮10銀行を制裁

Posted September. 28, 2017 08:57,   

Updated September. 28, 2017 09:14

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トランプ米大統領が国際金融システムや貿易取引で北朝鮮を孤立させる内容の対北独自制裁の大統領令13810号に署名して5日後に、北朝鮮の銀行8行と北朝鮮人26人が制裁対象に挙がった。これらと不法に取引した中国やロシアの銀行および企業などを捜し出し、「二次的制裁(セカンダリー・サンクション)」を行うための事前措置と見える。

米財務省が26日(現地時間)に公開した制裁名簿には、高麗商業銀行、国際産業開発銀行、農業開発銀行、柳京商業銀行、第一信用銀行、ジンミョン合弁銀行、チンソン合弁銀行、ハナ銀行公社の北朝鮮の銀行8行と中国、ロシア、香港、アラブ首長国連邦(UAE)、リビアの支店長などとしてこれらの銀行に勤める北朝鮮人26人が挙がった。また、財務省は、北朝鮮の中央銀行と対外決済銀行である朝鮮中央銀行、朝鮮貿易銀行の2行を対北制裁大統領令(13722号)による制裁対象に追加した。ムニューシン財務長官は同日、「北朝鮮の銀行と世界各地で北朝鮮の銀行の代表として活動する代理人を制裁している」とし、「平和で核のない韓半島に向けて、北朝鮮を完全に孤立させる戦略を進展させる」との考えを示した。

トランプ大統領は同日、スペインのラホイ首相との首脳会談後、記者団に、「第二の選択肢(軍事的選択肢)は完全に準備されている。好ましい選択ではないがこれを選ぶなら、北朝鮮に破壊的だろう」と警告した。また、「不法政権(北朝鮮)と取引するすべての人に対する強力な新たな制裁を発表した」とし、「中国が北朝鮮との貿易を制限して北朝鮮との銀行関係を中止したことに拍手を送り、習近平主席に再び感謝する」と付け加えた。



朴湧 parky@donga.com