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中国海軍艦艇、史上初めて日本オホーツク海に進入

中国海軍艦艇、史上初めて日本オホーツク海に進入

Posted September. 19, 2017 09:03,   

Updated September. 19, 2017 09:20

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中国海軍が史上初めて日本の北側のオホーツク海に進出した。中国メディアによると、中国軍は18日からロシアのウラジオストク沖でロシア軍と合同軍事演習を開始した。22~26日の5日間は北海道北側のオホーツク海上で中ロ合同軍事演習が続く。北朝鮮の核・ミサイル挑発への対応として、米軍の戦略資産が韓半島に展開される状況の中、中ロが北朝鮮と日本周辺で初の共同訓練を行う背景に注目が集まっている。

中国海軍の複数の艦艇は16日、中ロ「海上連合-2017」訓練のために、東海(トンへ)に進入した。ミサイル駆逐艦「石家莊」、フリゲート艦「大慶」、補給艦「東平湖」など、中国の先端海軍戦力が大挙参加した。中ロの海軍は潜水艦救助、対空・対潜防御などの訓練を行う予定だ。

オホーツク海は、日ロ紛争地域である千島列島の近くにある。中国が日中戦争の勃発時点とみなしている18日の満州事変の日に合わせてロシアとの訓練を開始すると、日本を狙ったという分析が出ている。北朝鮮の挑発で韓半島の緊張がピークを迎えているなか、韓米日に対抗して中ロの密着を誇示しようとする狙いもあるとみられる。

中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹紙「環球時報」は18日付で、「韓半島の緊張状況の中、北朝鮮から遠くない『敏感な新しい海域』で訓練する」とし、「中ロの密着を示しながら、ロシアとの関係を改善しようとする日本には深い挫折を与える」と主張した。今回の訓練を巡る日米の懸念について、「米国と日本もともすれば(韓半島の海上で)軍事訓練を行う。表面上は北朝鮮を狙っているが、実際は中国とロシアを狙ったものだ」とし、「(今回の訓練は)双方(中ロ-日米間)の力比べであり、頭脳ゲームでもある」という主張も展開した。



尹完準 zeitung@donga.com