Go to contents

マティス米国防長官、「核抑止力の位置は重要でない」と戦術核配備に否定的見解

マティス米国防長官、「核抑止力の位置は重要でない」と戦術核配備に否定的見解

Posted September. 16, 2017 08:50,   

Updated September. 16, 2017 09:10

한국어
米国のジェームズ・マティス国防長官(写真)が米軍の戦術核の韓国配備に否定的な立場を示した。マティス長官は13日(現地時間)、米国の戦略兵器の核心的な基地であるノースダコダ州のマイノット空軍基地を訪問した席で、記者団が「韓国人たちが韓国への戦術核の再配備をめぐって議論中だが、考慮したことがあるのか」と質問すると、「われわれは核抑止力を持っており、その位置は重要でない」と話した。

その上で、「われわれの敵に核兵器がどこにあるのかを分からせないのが長年の政策だ」と言い、「われわれが核兵器をどこの保管するのか、核兵器や、そのようなものをどこに置こうとしているのかについては話さない」とも語った。また、「敵がこれらの兵器を狙えなくするのが抑止力の一部だ」とし、「常に物凄く大きな疑問を抱かなければならない」と強調した。

マティス長官は発言は、北朝鮮の6回目の核実験以降、韓国で急浮上している戦術核再配備論に対して、直接触れるのを避けながらも、事実上否定的な見解を示したものと受け止められる。

一方、米国を訪問している自由韓国党の北朝鮮危機対応特別委員会議員団は14日までの二日間、米国務省のジョセプ・ユン北朝鮮政策担当後区別代表はじめ政界の関係者らを面談し、戦術核の再配備を正式に要請した。だが、米政府と議会の関係者らは、大方否定的な反応を示したという。



金守蓮 sykim@donga.com