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トランプ大統領、戦術核の韓国再配備排除せず 米NBC報道

トランプ大統領、戦術核の韓国再配備排除せず 米NBC報道

Posted September. 11, 2017 08:47,   

Updated September. 11, 2017 10:04

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北朝鮮の核とミサイルに対抗するために戦術核を韓半島に再配備する問題が、韓米両政府の主要問題に浮上している。米NBC放送は8日(現地時間)、ホワイトハウスと軍関係者の話を引用し、「韓国の要請があれば、トランプ政権が韓国に戦術核を配備することも排除していない」と報じた。また、「中国が北朝鮮に対する圧力を強化しなければ、韓国と日本が独自の核兵器計画を追求することができ、米国はこれを妨げない考えを米国の高官たちが中国側に明らかにした」と当局者の話を引用して報じた。

同日の報道は、宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官が戦術核の再配備を検討すると明らかにし、野党「自由韓国党」がこれを強く推進する状況で出たため、波紋を呼んでいる。大統領府関係者は、「米国は戦術核の再配備について韓国の意向を公式に打診していない」とし、「韓半島非核化の原則に反するため、現在のところ政府で戦術核の再配備を議論したことも検討したこともない」と線を引いた。ワシントン外交筋も、「現段階では、戦術核問題を北朝鮮への先制攻撃と同様、後順位で検討していると承知している」と述べた。

米国は、11日に予定された国連安全保障理事会の北朝鮮に対する決議案採決を控え、中国とロシアが石油禁輸に合意するよう終盤の交渉を行った。ロイター通信は9日、米国の官僚の話を引用して、「中国とロシアが北朝鮮産繊維の輸入禁止だけを受け入れるという立場を米国に伝えた」と報じたが、結果は予断できない。米国は、安保理常任理事国である両国が拒否権を行使して決議案が否決されても、「二次的制裁」(セカンダリー・サンクション)や北朝鮮に対する軍事的選択肢など、さらに強力な独自制裁を強行する大義名分を握るという戦略だ。



ワシントン=パク・ジョンフン特派員 ムン・ビョンギ記者 sunshade@donga.com · weappon@donga.com