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日本の島でも北朝鮮のミサイルに備えた避難訓練を初めて実施

日本の島でも北朝鮮のミサイルに備えた避難訓練を初めて実施

Posted September. 07, 2017 09:09,   

Updated September. 07, 2017 09:52

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「教室の真ん中に集まってください。頭を隠して体を小さく丸めてください」

6日午前10時頃、島根県隠岐諸島の中条小学校。ミサイル発射のニュースを伝える校内放送が流れると、教師たちはカーテンを閉めた後、児童たちに叫んだ。

児童たちは教室の真ん中に集まって、厚い本を入れたカバンをそれぞれ自分の頭上に乗せたまま、一斉にうずくまって座った。同日の訓練は、ミサイル発射で窓ガラスの破片が飛び散る状況を想定して実施された。

北朝鮮のミサイル発射に備えた日本の避難訓練の一場面である。日本全国でこのような訓練が増えているが、島嶼部ではここが初めて訓練を実施した。参加住民も2000人で、かつて行われた訓練の中では最も多かった。

訓練は、「X国」から弾道ミサイルが発射され、隠岐の島町の近くの海に落ちたと想定して行われた。全国の瞬時警報システム(Jアラート)と防災行政無線を通じてミサイル発射の事実を住民1万4000人に伝えると、学校、官公庁などにいた約2000人は、頑丈な建物に避難したり、机の下に身を隠し、窓のない廊下に逃げた。

隠岐の島町の小・中学校、県立高校と官公庁が一斉に訓練に参加した。隠岐諸島は5月末、北朝鮮の弾道ミサイルがこの地域から300キロ離れた東海(日本名、日本海)上に落下したことがあるので、地域住民の警戒心が高い。

日本政府は、ミサイルが落ちた場合、屋外にいる際はなるべく頑丈な建物や地下街、地下の駅舎などに避難し、建物がなければ、陰に身を隠したり地面にうずくまったりして頭を保護し、口と鼻をハンカチで塞ぐよう呼びかけている。

日本政府は3月以降、各自治体に北朝鮮のミサイル発射に備えた訓練を実施するよう要請してきた。各自治体もますます積極的に応じている。

特に先月29日、北朝鮮が日本列島の上空を通過するミサイルを発射後、訓練が大幅に増えた。ミサイル発射の翌日だった先月30日は石川県で、「防災の日」である1日は北海道、青森、福岡などで訓練が行われた。



徐永娥 sya@donga.com