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公邸入り拒んで私邸利用に拘る安倍首相、「危機管理に問題」と批判の声も

公邸入り拒んで私邸利用に拘る安倍首相、「危機管理に問題」と批判の声も

Posted September. 06, 2017 08:51,   

Updated September. 06, 2017 10:26

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日本の安倍晋三首相が北朝鮮の6回目の核実験が確認された緊迫した状況下でも私邸からの通勤にこだわり批判を受けている。安倍首相は2012年末に就任してから、官邸内の宿舎である公邸に住まず、東京渋谷区の高級住宅街にある私邸から通勤している。

東京新聞の報道によると、民進党の山井和則国会対策委員長は前日の与野党国会対策委員長会議で北朝鮮が核実験を行った3日に安倍首相が私邸と公邸を2度行き来したことに触れ、「危機管理上問題があった」と指摘した。

安倍首相は同日午前、公邸でトランプ米国大統領と電話会談した後、私邸に帰った。だが、その後、核実験の連絡を受けて官邸(業務空間)に来て、国家安全保障会議(NSC)を主催した。その後、また私邸に帰ったが、深夜に再び公邸に入りトランプ大統領、プーチン・ロシア大統領と通話した。

安倍首相は、公邸入りを拒む理由について「家の方がゆっくり休めるし、心身の健康を保つ上でためになる。公邸まで車で15分しかかからない」と釈明した。一部では、幽霊が現れるという噂のために公邸に住むのを嫌がっているという見方も出ている。安倍首相は2013年にテレビに出演し、「幽霊を見たという話を森喜朗元首相から聞いた」と話したことがある。

ただ、安倍首相は8月には、北朝鮮がミサイルを発射する前日の25日と28日に公邸で泊まった。公邸は執務室と内部通路でつながっており、迅速な対応が可能だ。このため、日本国内では「情報当局がミサイル発射の兆候はつかんでいたけど、6回目の核実験の兆候は知らなかったのではないか」という話が流れている。



張源宰 peacechaos@donga.com