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北核のせいで…緊張する在日コリアン

Posted September. 05, 2017 08:51,   

Updated September. 05, 2017 09:23

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北朝鮮の6回目の核実験で、在日コリアンの間では日本国内の「嫌韓」ムードが広がることを心配している。

『朝鮮総連』の著者である在日コリアンの金賛汀(キム・チャンジョン)さん(80)は4日、朝日新聞に、「金正恩(キム・ジョンウン)が暴挙に出るたびに在日の生活は苦しくなる。北朝鮮に対する日本の憎悪が膨らめば、犠牲になるのは在日コリアン」だと話した。神奈川県横浜市に暮らすある在日コリアンは、東亜(トンア)日報に、「右翼は韓国と北朝鮮を分けない。北朝鮮の核実験で在日コリアンと韓国に対するイメージが悪くなるだろう」と懸念した。過去にも、北朝鮮が核実験など挑発をすれば、朝鮮学校に脅迫電話がかかり、生徒が道でいじめにあうことがあった。特に、1998年に北朝鮮がミサイル「テポドン」を発射した時と2002年に金正日(キム・ジョンイル)総書記が日本人の拉致を認めた時は、電車の中で朝鮮学校の女子生徒のスカートが切られるなどの被害が発生し、社会的な問題となった。

最近では、自治体が相次いで朝鮮学校の補助金をカットしており、北朝鮮の核実験がこれを加速化させないか憂慮されている。

実際、北朝鮮を支持する在日本朝鮮人総連合会(総連)本部の前では抗議デモが続いている。3日午前、総連埼玉県本部の付近で集会をしていた10代と20代の2人の日本人が警官を暴行して逮捕された。右翼団体に所属する彼らは、北朝鮮のミサイル発射に抗議する集会をし、スピーカーの音量を下げるよう求める警官を暴行したという。



張源宰 peacechaos@donga.com