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米国務長官「北朝鮮を全滅させる選択肢がある」

米国務長官「北朝鮮を全滅させる選択肢がある」

Posted September. 05, 2017 08:50,   

Updated September. 05, 2017 09:21

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米国が3日(現地時間)、6回目の核実験を強行した北朝鮮を「全滅」させることができると警告した。水素弾核実験の成功を主張し、核兵器完成の終着点に達した北朝鮮に対して、前例のない軍事的警告をしたのだ。しかし、米国の警告にもかかわらず、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射や核実験などの挑発を準備しており、韓半島周辺の緊張は最高潮に突き進んでいる。

マティス米国防長官は同日午後、ホワイトハウスで開かれた国家安保会議(NSC)後、記者会見を行い、「北朝鮮の全滅を望んでいないが、そうするだけの多くの選択肢がある」と述べた。マティス長官が就任後、北朝鮮に対する軍事措置について言及し、「全滅」という超高強度な表現を使ったのは初めて。北朝鮮がレッドラインを越える場合、金正恩(キム・ジョンウン)体制を壊滅する全面的な軍事攻撃を準備しているということだ。マティス長官は5月、過激派組織「イスラム国」(IS)を破壊するとして「全滅」という表現を使ったことがある。さらに、マティス長官は「グアムを含む米国の領土や同盟国に対する脅威は、効果的で圧倒的な、大規模な軍事的反撃を受けることになるだろう」とし、「我々に、米国と同盟国の韓国と日本を、あらゆる攻撃からも守る能力がある」と強調した。

 

トランプ大統領は会議で、動員可能なあらゆる北朝鮮に対する選択肢ついて報告を受け、準備態勢を検討したという。トランプ大統領は、北朝鮮に対して軍事措置を取るのかという記者の質問に、「見てみよう」とだけ答えた。

しかし、北朝鮮は6回目の核実験直後、ICBMの発射など追加挑発の準備に入ったという。国防部は4日、国会国防委員会懸案報告で、「北朝鮮の弾道ミサイルの準備の動きが捉えられている」と報告した。国防部は戦略資産の展開を協議中だと明らかにした。

一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日、安倍晋三首相と電話会談を行い、「これまでとは次元の異なる、北朝鮮が実感できる強力かつ実質的な対応措置が必要だ」と述べた。



ムン・ビョンギ記者 ニューヨーク=パク・ヨン特派員 weappon@donga.com · parky@donga.com