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退陣危機に追い込まれた安倍首相、14人の大幅内閣改造

退陣危機に追い込まれた安倍首相、14人の大幅内閣改造

Posted August. 04, 2017 10:50,   

Updated August. 04, 2017 11:11

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支持率の墜落で最大の危機に陥った安倍晋三首相が3日午後、内閣改造と党役員人事を断行した。閣僚経験者の再登用で政権の安定を図りつつ、自分に批判的だった人物も起用して刷新イメージを強調したのが特徴だ。

閣僚19人のうち麻生太郎副首相・財務相、菅義偉官房長官など5人は留任となった。このほかに閣僚経験者が8人を占め、初の入閣者は6人にすぎない。女性閣僚は2人。

新任外相には、従軍慰安婦問題をめぐり「河野談話」を発表した河野洋平元官房長官の息子の河野太郎前行政改革相(54)が起用された。総務相に起用された野田聖子元自民党総務会長は、2015年9月の党総裁選挙で安倍首相に対抗して出馬を検討するなど、安倍首相と距離をおいてきた政治家だ。最近辞任した稲田朋美防衛相の後任には、「敵基地攻撃力の強化」を主張してきた小野寺五典元防衛相が任命された。

内閣改造に先立って、3日午前に行われた党役員人事では、二階俊博幹事長が続投となった。政調会長は「ポスト安倍」の有力候補の岸田文雄外相が就任した。



徐永娥 sya@donga.com