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LG化学、上半期の売上高が史上最大の12兆8688億

LG化学、上半期の売上高が史上最大の12兆8688億

Posted July. 20, 2017 11:13,   

Updated July. 20, 2017 11:25

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LG化学が、今年上半期(1~6月)の売上高が12兆8688億ウォンで、半期の売上高基準で過去最大の業績を上げた。半期の売上高が12兆ウォンを突破したのは今回が初めてだ。上半期の営業利益は1兆5238億ウォンを記録し、2011年上半期(営業利益1兆6107億ウォン)以降6年ぶりに半期基準で最大値を記録した。

LG化学は19日、このような内容の第2四半期(4~6月)の業績を発表した。第2四半期の売上も6兆3821億ウォンで、昨年の同期比で22.3%伸び、第2四半期基準で過去最高を記録した。営業利益は7269億ウォンで、第2四半期基準では2011年以来6年ぶりの最大業績といえる。前年同期に比べると18.7%伸びた数値だ。

第2四半期に良い業績を上げたのは、基礎素材部門が第2四半期基準で史上最大の営業利益(6855億ウォン)を上げた影響が大きかった。今年に入って、エチレンスプレッド(ナフサとエチレンの価格差)は、1トン当たり1月は640ドル、2月は783ドルまで高騰したが、6月は525ドルに下落した。LG化学は、エチレンを活用した汎用合成樹脂を作って販売する割合が約40%で、原油価格に連動したエチレンスプレッドの下落傾向が続いても、安定的に利益を上げられるポートフォリオを備えている。原油価格の変動による影響をあまり受けないアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリ塩化ビニル(PVC)のマージンが第1四半期に比べ、それぞれ46.8%と4.6%上昇し、業績に好材料となった。

LG化学は、基礎素材事業における高付加価値製品群の売上高を、昨年の約3兆ウォンから2020年まで7兆ウォン規模に育成する計画だ。LG化学の丁豪榮(チョン・ホヨン)最高財務責任者(CFO・社長)は同日、コンファレンスコール(カンファレンス)を通して、「今後2、3年間、高付加価値製品分野の生産設備の増設にかなり積極的に投資するという方向性を明確に決めた」と強調した。

電池部門は、昨年第1四半期(マイナス3億ウォン)から赤字を出してきたが、今回は75億ウォンの営業利益を出したことで、6期ぶりに赤字基調から脱した。売上高(1兆1198億ウォン)は、四半期史上最大といえる。グローバル顧客と小型電池事業が拡大し、エネルギー貯蔵装置(ESS)市場の高成長が続く一方で、電気自動車の販売が増えたことによるものだ。LG化学の姜昌範(カン・チャンボム)常務は、「2020年に、私たちが受注した物量を供給するために、生産能力を3、4倍以上増設する計画を持っている」と語った。

第2四半期は情報電子素材部門、生命科学部門、子会社「ファーム韓農(ハンノン)」など、すべての事業部門で偏りのない業績改善を成し遂げた。1月にLG生命科学と合併して発足した生命科学部門は、売上高1352億ウォン、営業利益189億ウォンを上げた。ジェミグロ(糖尿病新薬)などの主要戦略製品が成長するなどして、前年同期比売上高は3.6%、営業利益は78.3%が伸びた。

丁社長は、「第3四半期(7~9月)も、第2四半期に続いて、各事業部門での売上増大と収益性改善の努力を通じて、堅調な業績を継続できるだろう」と話した。



李샘물 evey@donga.com