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LGディスプレイ、自動車用大型ディスプレイで初の世界トップ

LGディスプレイ、自動車用大型ディスプレイで初の世界トップ

Posted July. 19, 2017 09:45,   

Updated July. 19, 2017 09:53

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LGディスプレイが、今年第1四半期(1~3月)に世界自動車用5インチ以上の大型ディスプレイ市場で、出荷台数と売上高ともに首位についた。

18日、グローバル市場調査会社「IHS」によると、LGディスプレイは第1四半期、自動車用大型ディスプレイパネル404万1000台を出荷して、市場シェア16.8%を記録した。388万3000台(16.1%)を出荷した台湾のAUOを抜いて首位となったのだ。357万8000台(14.9%)を出荷した台湾のイノラックス、290万台(12.1%)を出荷した日本のシャープなどがその後を次いだ。

売上高基準でもLGディスプレイは、2017年第1四半期に2億1096万ドル(約2384億ウォン)で16.4%のシェアを占め、首位となった。ジャパンディスプレイが1億9510万ドル(約2205億ウォン・15.2%)で2位だった。次はイノラックスが1億9089万ドル(約2157億ウォン・14.8%)、AUOが1億8882万ドル(約2134億ウォン・14.7%)の順だった。

LGディスプレイは、自動車用大型ディスプレイ市場で恐ろしいスピードで成長している。2015年までは、自動車用大型ディスプレイの出荷量と売上高共にイノラックスが圧倒的な首位だった。当時、LGディスプレイの出荷量は1155万台、売上高は約5億7650万ドル(約6514億ウォン)で4、5位の水準だった。台湾のAUOとCPT、日本のシャープなどの競合他社よりすべて遅れた状態だった。2016年下半期から出荷量と売上高が共に上昇し、今年第1四半期に首位に立ったのだ。IHSは、第2、第3四半期もLGディスプレイが出荷量と売上高共に首位につくだろうと予想している。

LGディスプレイの関係者は、「自動車ディスプレイは、耐久性、安全性の検証過程が厳しく、契約してから供給まで、通常2年以上がかかる。2014、2015年に集中的に行われた契約が実質供給へとつながっている」と説明した。

LGディスプレイは、自動車用大型ディスプレイの供給を拡大して、自動車用ディスプレイが全体売上高で占める割合を現在の1%水準から2020年は10%にまで引き上げる計画だ。それに向け、大型ディスプレイを生産する慶北亀尾(キョンブク・クミ)のP5工場の生産ラインも、最近稼動を開始した。これまでは中小型パネルを作る第3、第4世代の工場でのみ自動車用ディスプレイを生産してきた。

現在、自動車用ディスプレイのほとんどはLCDだが、今後プラスチックOLED(POLED)の生産量も増やす方針だ。曲線の多い自動車の内部環境には、曲がるPOLEDが適しているからだ。LGディスプレイの関係者は、「今年から複数の自動車メーカーとPOLEDパネル供給契約を交わしている。1、2年後になれば、POLEDディスプレイが搭載された自動車が商用化されるだろう」と話した。



金哉希 jetti@donga.com