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ネイバーがゼロックス欧州研究所買収を発表、AI強化で欧州進出の足掛かりに

ネイバーがゼロックス欧州研究所買収を発表、AI強化で欧州進出の足掛かりに

Posted June. 28, 2017 08:41,   

Updated June. 28, 2017 08:41

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ネイバー(NAVER)がグローバルドキュメントソリューションプロバイダ「ゼロックス」の欧州技術研究所「ゼロックス・リサーチセンターヨーロッパ(XRCE)」を買収すると、27日明らかにした。ネイバーは、人工知能(AI)などの未来研究技術力を補強する一方、欧州市場進出の足掛かりも一緒に用意したものとみられる。

ネイバーは今年第3四半期(7〜9月)にXRCEの買収を完了後、名前も「ネイバー・ラボ欧州」に変更すると発表した。ゼロックスがサービスとハードウェア分野に事業を分社する過程で、XRCEが売りに出された。企業間協議に基づいて買収価格は明らかにしなかった。

1993年に設立されたXRCEは、フランスのグルノーブル地域に位置する先端技術研究センターで、AIとマシンラーニング、自然言語処理などの未来技術分野を研究している。ネイバーはXRCEのコア技術を活用して、研究レベルを引き上げる計画だ。

コピー機メーカーとして有名なゼロックスは、1980年代からハードウェアではなく、ソフトウェアとソリューション分野へと事業方向の多角化を図り、コンピュータ文書ファイルや画像データなどを自動的に分類して処理する技術開発に力を注いできた。

特にXRCEは、AIなど、未来技術を生活事務用機器に融合させる研究分野で世界的技術水準を備えている。ネイバーは、日常生活の利便性を高めるいわゆる「生活環境知能」の研究に関心を示しており、技術の目指すところが一致した。

ネイバーのソン・チャンヒョン最高技術責任者(CTO)は、「XRCEは世界的に注目を集める研究者が多く、ネイバーの未来技術研究の方向と同じ研究課題を進めているので、相乗効果が大きいだろう」と期待を表わした。ネイバーは、XRCEの知的財産権の活用権限と既存の研究員約80人をそのまま譲り受けることにした。

世界的な研究人材の確保は、ネイバー議長の肩書きを手放した後、欧州だけに滞在しながらグローバル市場攻略に力を入れている李海珍(イ・ヘジン)元議長の重要な推進事項である。李元議長は昨年7月、ライン上場を巡る記者懇談会を通じて、グローバル進出のためには人材確保がカギだと主張し、「最高レベルの人材が国内で働くのは容易でないだけに、海外に研究所を作って採用しなければならない」と説明した。

ネイバーは15日、フランスに位置している世界最大規模のスタートアップインキュベーティングセンター「ステーションF」に、スタートアップ支援空間(スペースグリーン)を用意した。欧州を含む全世界の能力あるスタートアップとパートナーとして協力するという構想を立てている。



林賢錫 lhs@donga.com