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SKハイニックスが世界第2位の東芝を抱え込む

SKハイニックスが世界第2位の東芝を抱え込む

Posted June. 22, 2017 08:59,   

Updated June. 22, 2017 08:59

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SKハイニックスを含む「韓米日連合」コンソーシアムが、半導体子会社「東芝メモリ」の売却を進めている日本東芝の優先交渉対象者に選ばれた。三星(サムスン)電子と一緒に国内半導体産業を率いているSKハイニックスが、グローバルメモリー半導体市場で再び跳躍の足掛かりを作ったことになる。

東芝は21日、取締役会を開き、SKハイニックスと日本の官民ファンド「産業革新機構(INCJ)」、国策銀行「日本政策投資銀行」、米私募ファンド「ベインキャピタル」などが含まれたコンソーシアムを優先交渉対象者に選んだと発表した。東芝側は、「企業価値、国外技術流出の懸念、国内雇用維持、売却手続きの確実性などの観点から総合的に評価した。(韓米日連合)コンソーシアムに最も高い点数がつけられた」と選定理由を説明した。

東芝は、メモリ半導体ナンドフラッシュのグローバル市場シェアが2位となっている。ナンド型フラッシュは、グローバル半導体市場の「主流」と言われている技術だ。モノのインターネット(IoT)、自律走行車、人工知能(AI)、ビッグデータなど第4次産業革命の中核産業は全てかなりの量のメモリ半導体を必要とする。

SKハイニックスは、28日に開かれる予定の東芝の定期株主総会まで、韓米日コンソーシアムが設立する特別目的法人(SPC)を通じて詳細条件を協議した後、契約を終える予定だ。その後、各国の独占禁止法の審査を経て、来年3月までに売却作業を完了する。東芝は、売却が期限内に完了しなければ、上場廃止は避けられない状況となっている。



徐東一 dong@donga.com · 張源宰 peacechaos@donga.com