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LG化学、エジプト最大規模の海水淡水化設備に逆浸透フィルターを単独供給

LG化学、エジプト最大規模の海水淡水化設備に逆浸透フィルターを単独供給

Posted June. 12, 2017 08:50,   

Updated June. 12, 2017 08:51

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LG化学が、エジプト最大規模の海水淡水化設備に逆浸透(RO)フィルターを単独供給する。

LG化学は、グローバル水処理専門業者「メティト」が、エジプト・エルガララとポートサイド地区に建設する計30万トン規模の海水淡水化工場のROフィルタの単独供給メーカーに選ばれたと、11日明らかにした。一日に100万人に淡水を供給できる規模だ。LG化学は今年下半期(7~12月)から製品を供給する予定である。

エジプトのエルガララが位置している紅海地域は、世界で塩分濃度と水温が最も高いことで知られている。ROフィルタは、濃度差のある溶液に高い圧力をかけて、水の分子だけをメンブレン(薄い膜の形態の高度浄水フィルタ装置)に通過させて浄水処理する。LG化学は、塩分除去率が99.85%に達する業界最高水準のフィルタ技術力を備えているので、競合他社より良い評価を受けた。

LG化学は昨年、中東オマーンで25万トン規模工場のフィルター供給契約を獲得したことがある。今回も、大規模な受注に成功したことで、海水淡水化部門のグローバルリーダーとして跳躍できる足掛かりを作った。今後は、中国、インドなどの新規市場の開拓も本格化する方針だ。

グローバル水処理のROフィルター市場は、昨年の1兆5000億ウォンから2020年は2兆ウォン規模へと、年間4.8%以上も成長すると予想される。



申東秦 shine@donga.com