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ベンチャー投資の対GDP比、米国や中国の半分にも及ばず

ベンチャー投資の対GDP比、米国や中国の半分にも及ばず

Posted June. 09, 2017 09:15,   

Updated June. 09, 2017 09:15

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韓国国内総生産(GDP)に対するベンチャー投資の比率が、米国と中国の半分未満だという分析が出た。

8日、韓国経済研究院(韓経研)の「ベンチャーキャピタルの国内外比較と評価、政策の示唆するところ」と題した報告書によると、昨年、韓国のGDP比ベンチャー投資の割合は0.13%だった。ベンチャー大国である米国(0.37%)の3分の1の水準であり、中国(0.28%)の半分にも及ばなかった。

韓国のベンチャー投資額の対GDP比は、2014年=0.11%、2015年=0.13%に次いで大きな変化はなかった。中国はこの割合が、2014年=0.11%、2015年=0.24%から着実に上昇している。韓経研のイ・テギュ研究委員は、「中国との格差を減らすことができなければ、第4次産業革命時代の主導権争いにおいても遅れをとる可能性が高い」と強調した。

韓経研は、中国との格差を減らすためには、短期的にはGDP比ベンチャー投資の割合を0.2%にまで引き上げなければならないと主張した。そのためには、昨年は2兆1503億ウォンだった年間ベンチャー投資規模を3兆2000億ウォン台にまで拡大しなければならないと試算した。

ベンチャー投資市場が成長するためには、企業主導型ベンチャーキャピタル(CVC)の活性化が急務だという指摘も出ている。国内では、大手企業の系列ベンチャーキャピタルが投資したベンチャー企業が、大企業の系列会社に編入されると、公正取引法上の後続投資が不可能である。

イ研究委員は、「CVCは、主に大企業によって行われるので、大企業集団規制などが投資阻害要因として働く可能性が高い」と主張した。CVCの場合、規制対象から例外にしておく必要があるということだ。



李샘물 evey@donga.com