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韓国造船、ロシアで「復活の汽笛」

Posted June. 05, 2017 08:39,   

Updated June. 05, 2017 08:41

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韓国造船業界が技術力を前面に出して、ロシアで活路を捜している。

現代三湖(ヒョンデサムホ)重工業は、2日(現地時間)にロシア・サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で現代重工業グループ船舶海洋営業本部の賈三鉉(カ・サムヒョン)社長とロシア国営石油会社「ロスネプトゥ」社のイーゴリ・セーチン代表(CEO)らが出席した中、「ズベズダ・現代」と技術支援契約を交わしたと、4日発表した。ズベズダ・現代は現代三湖重工業とズベズダ造船がそれぞれ49%と51%を出資して設立した合弁会社だ。

今回の協約は、現代三湖重工業がズベズダ・現代の船舶建造に必要な設計、購入、人材教育などのサービスを提供する内容が盛り込まれている。ズベズダ造船は、現代三湖重工業とズベズダ・現代から支援を受け、2018年からアフラマックスタンカーを建造する計画だ。現代三湖重工業の関係者は、「合弁会社設立と技術支援契約でロシアでのビジネスチャンスが拡大されることを期待する」と語った。

大宇(テウ)造船海洋は、世界で初めて建造された砕氷液化天然ガス(LNG)運搬船の命名式を、ロシア現地で行った。3日(現地時間)、サンクトペテルブルクで開かれた砕氷LNG船の命名式には、ロシアのプーチン大統領と鄭聖立(チョン・ソンリプ)大宇造船社長など140人余りが出席した。大宇造船が世界初に建造した砕氷LNG船は、2014年当時、モスクワで飛行機事故で死亡したフランス・トタル社の元会長の名前から取って「クリストフ・ドマルジェリー」号に名付けられた。

砕氷LNG船は、全長299メートル、幅50メートルで、厚さ2.1メートルの氷を砕きながら運航できる。2014年、大宇造船は、砕氷LNG船15隻を約5兆ウォンで受注した。大宇造船玉浦(オクポ)造船所で建造中の残りの14隻は、2020年までにすべての引き渡す計画だ。



鄭旻志 jmj@donga.com