KTは20日に開幕したU-20W杯で第5世代(5G)移動通信基盤技術を試験的に披露すると、21日発表した。KTは今大会のIT分野のオフィシャルスポンサーとして競技場に5G試験網を構築し、これに基盤した「360度VR」と「ライムスライド・インターラクティヴ」試合中継と結びつける予定だ。360度VRとタイムスライス・インターラクティヴ中継は、全州(チョンジュ)で行われる韓国の予選3試合と水原(スウォン)で行われる決勝に適用される。
KTの5G技術は韓国チームの予選3試合が行われる時、全州W杯競技場の屋外広場と決勝が行われる水原W杯競技場の屋外広場「CDゾーン(Commercial Display Zone)」で体験できる。KTの関係者は、「平昌で披露する仮想現実技術など体験型の5G技術を事前に公開する意味がある」と説明した。SKテレコムが最近野球の人気を追い風に「仁川(インチョン)SK幸福ドリーム球場」に大規模の5G体験空間を設置したのに続き、KTがサッカー場で5G試験技術を披露し、マーケティング競争は一段と激化しそうだ。
三星(サムスン)電子も今大会のオフィシャルスポンサーとして参加し、「ワールドカップスペシャルQLEDテレビ(量子ドット液晶方式の液晶テレビ)」技術と商品を積極的に宣伝している。これを購入すれば、ポイントなどの特典を提供するイベントを実施中だ。現代(ヒョンデ)自動車も今大会にジェネシスEQ900、ソナタ、アバンテなど123台の多様な車両を試合進行と選手の移動、運営の全般にわたって支援を行うと明らかにした。
林賢錫 lhs@donga.com