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5月の大型連休、中小企業には「絵に描いた餅」

5月の大型連休、中小企業には「絵に描いた餅」

Posted April. 24, 2017 08:45,   

Updated April. 24, 2017 08:50

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5月初めの飛び石連休期間中、大半の大手企業の事務職労働者は最長で11日間の「大型連休」を享受できる。一方、多くの中小企業は、事務職と生産職とを問わず、カレンダーの「赤い日」でも職場で過ごすことになるものとみられる。

23日、中小企業中央会が先週、中小企業250社を調査して発表した「2017年の臨時休業計画」によると、5月2日と4日、8日のうち、一日以上休務を計画している企業は、半分ぐらいの54%にとどまった。中小企業の30.4%は、休務計画がまったくなく、15.6%はまだ休務計画を決めていない。

5月初めには、メーデー(5月1日)、釈迦誕生日(3日)、子供の日(5日)、両親の日(8日)がある。祝日の間に挟まれた日に休務が与えられれば、労働者らは、4月29日から大統領選挙日(9日)までに最長で11日間を休むことができる。

休務予定のない中小企業は、「納品期日の遵守」(33.3%)、「稼働停止による生産量・売上高の打撃」(29.2%)などを理由に挙げている。

休日どころか祝日さえ休めない中小企業も多かった。中小企業の34.1%は、5月1日に勤務すると答え、3日は23.7%、5日は11.1%がいつものように働いくと答えた。大統領選挙日で、臨時公休日となった9日に休むと答えた中小企業は49.6%で、半分に及ばなかった。

一方、国内主要大手企業各社は、5月の飛び石連休期間に十分な休息とリフレッシュの機会を持つように、役員や従業員らに共同年次休暇と推奨休務を積極的に勧めている雰囲気だ。

暁星(ヒョソン)とハンファケミカルは、5月2日と4日に全社員が共同で年次休暇を出して業務を休むことにした。エスオイルは、5月4日に共同年次休暇を実施する。LG電子とハンファテックウィンは来月2日と4日に、LGディスプレーは来月2日と4日、8日を勧奨休務日に指定した。ポスコは4日を勧奨休務日に定め、休暇を奨励している。三星(サムスン)電子と三星ディスプレイは、役員や従業員らが自律的に年次休暇を出して、休ませる予定となている。

現代(ヒョンデ)自動車グループと斗山(トゥサン)グループ、現代重工業グループも、会社全体の休日はないが、従業員らが年次休暇を使うように勧めている。SKイノベーションとSKハイニックスも、別途の共同年次休暇無しに個人的に年次休暇を活用させる計画だ。

ただ、大企業も生産現場の雰囲気は違う。特に半導体・ディスプレイ工場のように365日、24時間稼動しなければならないところは、連休も役員や従業員らが交代で継続して勤務しなければならない。暁星など共同年次休暇を使う企業も、いつものように交代生産を続ける。このため、生産職は、共同年次休暇を別途実施したり、一時休務はできない。

中小企業中央会のキム・ギョンマン経済政策本部長は、「5月初めのゴールデンウィークへの社会全体の期待感は高まっているが、肝心の中小企業の多くは休むことができない。樗木企業各社が納品期限の延長などの方法で、中小企業の労働者も一緒に休むことができるよう支援してほしい」と話した。



정민지기자 jmj@donga.com