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ギャラクシーS8を正式発売、「最大ヒット作」への期待高まる

ギャラクシーS8を正式発売、「最大ヒット作」への期待高まる

Posted April. 22, 2017 09:11,   

Updated April. 22, 2017 09:12

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三星(サムスン)電子の戦略スマートフォン「ギャラクシーS8」が21日、韓国、米国、カナダの3カ国で正式発売された。「予約販売100万台」、「開通初日に26万台」など、国内スマートフォンの新記録を更新している前半の勢いが、史上最大販売にまで続くのか注目を集めている。

モバイル通信業界によると、ギャラクシーS8とギャラクシーS8プラスは18〜20日の3日間、約40万台が登録された。この期間は予約購入者を対象に行われた事前開通期間である。全体予約販売台数(100万4000台)の40%水準だ。

三星電子が正式発売日に先立って、予約購入者らに端末の発送と事前開通を始めたのは今回が初めてだ。前作のギャラクシーS7も7日間の予約販売を行ったが、事前開通はなかった。ギャラクシーノート7事態の余波でS8発売が例年より一ヶ月遅れることになり、顧客離れを減らすために、事前開通という「妙手」を打ったのだ。

グローバル発売初日に、少なくとも数十カ国で同時販売した姿も変わった。2015年に発売されたギャラクシーS6は20カ国で、昨年のギャラクシーS7は、45カ国で同時発売された。2014年に韓国だけで早期発売されたギャラクシーS5も、グローバル発売は125カ国で一斉に行われた。発売日程は、各国の通信事業者らがメーカーと協議して決める。三星電子は28日、欧州や東南アジアなど50カ国、その翌月の5日までに約120カ国へと販売国を拡大する予定だ。

市場では、ギャラクシーS8が年間5000万台の販売台数を記録したギャラクシーS7を越えて、「史上最大ヒット作」になるだろうという予測が出ている。年間販売台数が6000万台を超えるだろうという分析もある。しかし、まだ不安定だという評価を受けている人工知能秘書「ビックスビ」と国内で指摘された「赤い液晶」の論議などを巡るグローバル消費者の反応が変数といえる。

一方、ギャラクシーS8の発売に合わせて、国内銀行とクレジットカード会社、証券会社も相次いで虹彩認証機能を導入している。ウリィ銀行は、「ワンタッチバンキング」アプリケーションで既存の公認認証書やセキュリティカードを使ったすべての金融取引を虹彩認証に代わらせることができるようになった。モバイルバンク「ウィビバンク」では、28日から支援する。三星カードは、アプリカードログインの時のみ支援してきた虹彩認識を、決済認証に拡大した。三星証券のモバイル取引システム「エムポップ」と新韓(シンハン)カード「新韓版」アプリも、虹彩認証技術を導入した。



申東秦 shine@donga.com · 姜有炫 yhkang@donga.com