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国内2位の錦湖タイヤ、中国に売却か

Posted April. 19, 2017 08:26,   

Updated April. 19, 2017 08:28

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韓国国内2位であり、世界14位のタイヤ製造会社、錦湖(クムホ)タイヤが中国資本に売却される可能性が高まっている。錦湖アシアナグループの朴三求(パク・サムグ)会長は18日、「錦湖タイヤを巡る優先買取請求権を行使しない」と明らかにした。

これにより、債権団は優先交渉対象者である中国企業「ダブルスター」と株式売却手続きを進める予定だ。ただし、商標権紛争などの変数が残っており、錦湖タイヤの運命は完全に結論が出たわけではない

同日午前、朴会長は、「不当で不公正な売却手続きにはこれ以上参加しないし、優先買取請求権も行使しない」と語った。朴会長側は、「これまで、産業銀行に対してコンソーシアムを認めてほしいと継続的に要請してきたが、産業銀行は不当かつ不公正にダブルスターだけにコンソーシアムを認め、朴会長には許可しなかった」と、その背景を明らかにした。産業銀行はその前日(17日)、朴会長側に「コンソーシアム不可」方針を最終通知した。

朴会長側は、「現在進行中の売却手続きを直ちに中止し、公平に再入札することを強く要求する」と付け加えた。ただし、売却手続き中止仮処分などの訴訟を起こすかについては、「いろいろ検討したが、金融圏を相手にした訴訟は、今回はしないことにした」と明らかにした。

産業銀行の関係者は、朴会長の要求について、「決して再入札はないし、その理由もない。朴会長が19日夜12時まで優先買取請求権を行使するという意思を伝えて来なければ、20日午前0時を期して、今回の買収戦から除外される」と話した。



李恩澤 nabi@donga.com · 朴昌圭 kyu@donga.com