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SKハイニックス、半導体ベテラン18人に「名匠」認証

SKハイニックス、半導体ベテラン18人に「名匠」認証

Posted March. 28, 2017 08:32,   

Updated March. 28, 2017 08:33

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SKハイニックスの生産職従業員の中から「名匠」が出た。国内半導体業界で生産職名匠制度を導入したのは初めてだ。

SKハイニックスは27日、半導体製造現場で15年以上勤続した生産職職員のうち、技術力とリーダーシップの優れた18人を技術名匠に選定し、認証式を行った。

SKハイニックスの朴星昱(パク・ソンウク)副会長は名匠たちに対し、「皆さんは、最高の技術と経験を有する専門家であるだけでなく、同僚からも認められるロールモデルだ」と話した。朴副会長は、「会社が支援する機会を通じて、潜在能力を発展させ、より優れた半導体の専門家に成長してほしい」と頼んだ。

技術名匠たちは、半導体関連資格や特許、実用新案登録、論文作成、社会奉仕活動などを多面的に評価して、面接と社内審議委員会を経て最終的に選ばれた。今回選ばれた「第1期技術名匠」には、英語や日本語、中国語に長けていて、海外機器のマニュアルを的確に翻訳する従業員や電気・電子・通信設備の3つの分野で技能長の資格を取得した従業員などが含まれている。

SKハイニックスは、名匠制度を通じて、技術力強化と現場革新という二兎をつかむ計画だ。この制度は昨年、賃金・団体交渉で生産職職員の賃金・職級体系を職務・能力・成果中心に転換しながら、技術力強化のために導入することにしたものだ。名匠は、講義を通して後輩たちの能力と専門性を育てる役割を担う。毎月所定の資格手当も支給される。

半導体業界では、製品設計などの研究開発(R&D)専門家を「マスター」と優遇する事例はあった。三星(サムスン)は2009年から研究職に限って、マスター制度を運用してきた。SKハイニックスも似たような制度がある。

生産職専門家らは、誰よりも生産設備の駆動原理と現場をよく知っている。直接機器を製作したり、工程を設計したりはしないが、コスト削減などの効率性を高める革新的アイデアの「宝庫」になり得るというのがSKハイニックス側の説明だ。これを、SKグループ全体の話題である「ディープチェンジ」(根本的な変化)の足掛かりにするという背景でもある。



申東秦 shine@donga.com