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ネイバー「LINE」のAIプラットフォーム「クロバ」を公開

ネイバー「LINE」のAIプラットフォーム「クロバ」を公開

Posted March. 03, 2017 08:24,   

Updated March. 03, 2017 08:25

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ネイバー・ラインの人工知能(AI)技術が集結されたAIプラットフォームが初めて公開された。両社は、携帯電話や家電メーカー、玩具メーカー、ホームロボットメーカーなどとのコラボレーションも予告している。AIプラットフォームを基に、アジアのコンテンツ生態系を再編できるかどうか注目が集まっている。

2日、ラインの出澤剛代表は、スペインのバルセロナで開催された「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2017」の基調演説で、ネイバーとラインが共同開発しているAIプラットフォーム「クロバ(Clova=CLOud Virtual Assistant、ロゴ写真)」を公開した。

同日公開されたクロバは、AI秘書として開発していたネイバー「アミカ」のアップグレードバージョンだ。音声認識AIエンジン、ビジュアル認識AIエンジン、対話型エンジンなど、さまざまなAI技術が反映された統合AIプラットフォームだ。ネイバーの関係者は、「個別プロジェクトで研究していたAI技術が、クロバという名で統合される」と説明した。

同日出沢剛代表は、「現在、主に音声に焦点が合わせられている人工知能のプラットフォームからさらに進んで、幅広い感覚を認知する方向に拡張していく方針だ」と語った。クロバアプリケーション(アプリ)は早ければ来月、クロバが適用されたAIスピーカー「ウェーブ」と「フェイス」が韓日両国で、それぞれ今年半ばと末ごろに順次公開する予定だ。ソニーとは携帯電話で、LG電子とは家電製品分野で協力することにした。ラインは、今年は十分なコンテンツを確保した韓日両国でクロバを披露し、徐々にアジアや世界へと市場を拡大していく方針だ。

同日ラインは、クロバの活用幅を広げるため、日本のロボットメーカー「ウィンクル」を買収して子会社に編入させたと明らかにした。ウィンクルは、モノのインターネット(IoT)製品やホログラムロボットなどを製作する会社であり、クロバ基盤のAIホームロボットを開発するものとみられる。



林賢錫 lhs@donga.com