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長く使っても明るい光を放つLED蛍光灯を開発

長く使っても明るい光を放つLED蛍光灯を開発

Posted March. 02, 2017 08:28,   

Updated March. 02, 2017 08:32

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発光ダイオード(LED)の蛍光灯を従来より長く使えるオリジナル技術が開発された。全南(チョンナム)大学新素材工学部のイム・ウォンビン教授チームは1日、蛍光体の難題と言われてきた熱安定性問題を解決し、光の強度が維持される新概念の蛍光体を開発したと発表した。

5万時間の寿命を保証するといわれているLED照明も、使うと光が段々弱くなる。高い温度で光の強さが減少する蛍光体の「熱消光現象」のためだ。

温度が上がっても、光の強さが弱くならない「スマート自己修復蛍光体」を、世界で初めて開発した。この蛍光体は、内部のナトリウム(Na)イオンが自ら消光問題を解決するように設計されている。ナトリウムイオンは、蛍光体が光を吸収して得たエネルギーを、発光体の中心に移動させる。この過程で、蛍光体が自ら構造や結合を変えながら発光強度が減少しないように誘導する。

イム教授は、「蛍光体の消光現象を減らす技術が開発されたことはあるが、内部の特性を利用して、独自に消光問題を完全に解決したのは今回が初めてだ」と話した。研究チームはこの技術を、2月14日付の国際学術誌「ネイチャーマテリアルズ」で発表し、韓国内外に特許登録を行った。



권예슬 クォン・イェスル記者 yskwon@donga.com