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リチウムイオン二次電池市場、2020年は5.5倍に膨らむ

リチウムイオン二次電池市場、2020年は5.5倍に膨らむ

Posted January. 24, 2017 09:29,   

Updated January. 24, 2017 09:42

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2020年は、世界のリチウムイオン二次電池市場が昨年に比べて容量基準で5.5倍に成長するだろうという予測が出た。二次電池や電気自動車の専門調査機関「SNEリサーチ」は、リチウムイオン二次電池市場は、昨年の98.5GWhから2020年は544.2GWhへと伸びるだろうと、23日明らかにした。この市場は、金額(セル価格基準)では同期間、159億ドル(約18兆7620億ウォン)から543億ドル(約64兆740億ウォン)へと伸びるだろうと予想される。

リチウムイオン二次電池は、ソニーが1991年に最初に開発後、パナソニックや日立などの日本メーカーの主導で情報技術(IT)機器市場を中心に大幅な成長を遂げてきた。 2000年代に入ってからは、LG化学や三星(サムスン)SDIなどの韓国メーカーとATLやBYDなどの中国メーカーが続々と参入している。特に大容量化技術が発展したことを受け、自動車やエネルギー貯蔵などの用途へと、その使用が拡大している。

リチウムイオン二次電池市場が成長したことを受け、電池素材市場も一緒に成長している。リチウムイオン二次電池は、陽極材や陰極材、電解質、分離膜の4つの主要素材で構成されている。

SNEリサーチは、リチウムイオン二次電池用の陽極材は、2015年の15万5453トンから昨年は21万5542トン、2020年は89万3241トンへと、41.9%の年平均成長率を遂げるだろうと見込んだ。陰極材も、2015年の190万2425トンから昨年は13万5030トン、2020年は59万7383トンへと成長するだろうと見込まれている。

リチウムイオン二次電池材料の市場は、これまでは日本メーカー各社が技術力を基に主導してきたが、韓国素材メーカー各社が速いテンポで追い上げてきている。SNEリサーチ側は、「最近、中国の二次電池市場が急速に膨らんだことをうけ、後発走者である中国メーカー各社が恐ろしいスピードで成長を続けている」と分析した。



李샘물 evey@donga.com