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新世界フード、キムチ市場に参入

Posted January. 20, 2017 08:34,   

Updated January. 20, 2017 08:39

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新世界(シンセゲ)グループがキムチ市場に参入する。新世界フードは19日、Eマートやコンビニチェーン・ウィドゥミーで同日から「オルバンキムチ」(写真)を発売すると明らかにした

新世界のキムチ市場への参入を受け、約1400億ウォン規模と試算されるキムチ小売市場で、大象(テサン)F&FやCJ第一(チェイル)製糖、東遠(トンウォン)F&Bなどと競うことになった。

新世界が発売したキムチは、マッキムチ(味付けキムチ、2.1キロ・1万5900ウォン)や白菜キムチ(3.9キロ・2万4900ウォン)、小包装マッキムチ(80グラム・1100ウォン)などだ。

新世界のキムチ市場への参入は、家庭軽食ブランド「ピーコック」の良い成果に支えられたという分析が出ている。独身世帯の増加などを受け、ピーコックの売上高は、2015年は1270億ウォン、昨年は1900億ウォンへと伸びている。昨年9月にピーコックとは別に、新世界フードが発売した高級家庭軽食ブランド「オルバン」も、今までの累積売上高が100億ウォンと好調を見せていると、新世界側は明らかにした。

新世界フードは、2023年までに売上高5兆ウォン規模のグローバル食品企業の実現を目標に掲げている。新世界グループの鄭溶鎭(チョン・ヨンジン)副会長は、給食や外食市場に偏っている新世界フードを、総合食品企業として育成する戦略を昨年から進めている。

新世界フードは、1979年に新世界グループ内給食会社としてスタートした韓国シンパン株式会社から、1995年に分離した。委託給食や食材事業に集中していたが、徐々に外食業や半調理食品へと事業を拡大してきた。

総合食品企業として成長するために、企業買収(M&A)にも積極的だ。新世界フードは2015年、餃子会社「セリン食品」や「スムージーキングコリア」を買収したのに続き、昨年はミネラルウォーター会社「ジェウォン」を買収した。2015年12月にピーコックを開発したEマートの崔盛在(チェ・ソンジェ)代表を含むEマート出身の役員5人が、新世界フードに移籍した経緯もある。

新世界フードの関係者は、「今後も、従来の外食ブランドではなく、プレミアム食品ブランドとして、オルバンを育成していく方針だ」と話した。



郭道英 now@donga.com