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トルコのユーラシア海底トンネルを韓国の技術で作った

トルコのユーラシア海底トンネルを韓国の技術で作った

Posted December. 22, 2016 09:29,   

Updated December. 22, 2016 09:31

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欧州とアジアとをつなぐ世界初の自動車専用複層トンネルであるトルコのユーラシア海底トンネルが、韓国人の手によって開通した。

SK建設は20日(現地時間)、トルコの首都「イスタンブール」で、ボスポラス海峡の海底を貫通する長さ5.4キロのユーラシア複層海底トンネルを開通したと明らかにした。2013年1月に着工し、48か月間で実現した成果だ。事業費12億4000万ドル(約1兆4700億ウォン)が投入され、トルコの国策事業として進められてきた。

同日、イスタンブールで行われたトンネルの開通式には、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領やビナリ・ユルドゥルム首相、SK建設の崔光鐵(チェ・グァンチョル)社長、趙允秀(チョ・ユンス)トルコ駐在韓国人大使など、両国政府や事業関係者らが出席した。

ユーラシアトンネルは、5.4キロの海底区間と陸地接続道路までを合計して、総延長が14.6キロに上る大規模な工事だ。水深が最大で110メートルに達している上、砂や砂利、粘土が入り混じって地質が極めて弱い海底なので、トンネルを開けるのに困難が多かった。古代遺物や遺跡を保護しなければならない悪条件も加わった。

そのため、SK建設は、直径13.7メートル、長さ120メートル、重さ3300トンの世界最大規模のトンネル掘削装備(TBM)を投入した。一日平均25トン・トラック100台分量の土砂をくみ上げて、7メートルずつ掘進する地道な作業を4年間続け、いよいよ完成に至った。

トンネルの開通でボスポラス海峡の通過にかかる時間は、今の100分から15分へと大幅に短縮されることが期待されている。一日12万台の車両がトンネルを利用するものとみられる。SK建設は、トンネル完成後も2041年までにメンテナンスや施設運用を一手に引き受けることになっているので、運営収益も手にすることになる。崔光鐵社長は、「今後もユーラシア海底トンネルなどの高収益開発型事業の成功事例を引き続き作っていきたい」と明らかにした。



金宰永 redfoot@donga.com