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三星電子が今度は米QDビジョンを買収

Posted November. 24, 2016 09:30,   

Updated November. 24, 2016 09:32

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三星(サムスン)電子が「ヴィブラボ」(人工知能フラットフォーム開発メーカー)や「ハーマン」(電装会社)に次いで、米量子ドットの技術企業「QDビジョン」を買収する。三星電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が登記取締役になった後、業界別に特許やネットワークの強者らをいち早く買収する様子を見せている。

三星電子の鄭七熙(チョン・千ルヒ)総合技術院長(社長)は23日、ソウル三星電子の瑞草(ソチョ)社屋で開かれた社長団会議への出席に行く途中、記者らに会って「(QDビジョンの)資産を買収することになった」と明らかにした。QDビジョンとは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)出身の研究者が立ち上げた企業であり、量子ドットのオリジナル特許を多数保有している。中国電子メーカー「TLC」に量子ドットフィルムを供給した。2013年は、ソニーと協力して量子ドットテレビを開発した経緯もある。LGディスプレイと2010年、量子ドット技術開発協約を交わした会社でもある。三星電子は7000万ドル(約826億ウォン)を買収合併(M&A)金額として示し、買収優先交渉対象者に選ばれたという。

電子業界では、液晶表示装置(LCD)に次ぐディスプレイとして量子ドットを選んだ三星電子が、QDビジョンのオリジナル技術や特許を事前に確保しようとする狙いとみている。関連特許を予め買い付けておくことで、今後、潜在的に繰り広げられかねない特許訴訟に先制的に備えるという戦略と受け止められている。

有機発光ダイオード(OLED=オーレッド)技術を、ポストLCD戦略として推し進めているLG電子とは異なり、三星電子はオーレッド市場は大衆化されにくいと判断し、量子ドット技術を基にした量子ドット発光ダイオード(QLED)テレビの開発に全力を挙げている。

三星電子は今年6月から、ジョイエントやアドギアー、ダコー、ヴィブラボ、ハーマン、ニューネットカナダなど、主要企業各社を月1社の割合で買収してきた。7月には、世界最大手電気自動車メーカーである中国BYD(比亞迪)に5000億ウォン規模の持株投資も行った。この2年間買収してきた企業各社を全て合計しても8社であったことを考慮すれば、M&A戦略上において相当な変化が生まれたことになる。

財界では、2013年以降、事業再編や系列会社の売却を通じて十分な資金を確保してきた三星電子が、未来の次世代事業ショッピングに本格的に乗り出したものとみている。電子業界の関係者は、「最近、三星電子が買収した企業各社の共通点は、特許やネットワークに強い企業だということだ」と説明した。

最近買収したニューネットカナダは、次世代携帯メール関連特許を保有した会社だ。9月に買収した米プレミアム家電メーカー「ダコー」は、B2B(企業間取引)専門流通網を確保している。ハーマンも、電装やカーオーディオ業界の主要会社を顧客社として確保しており、三星電子にとっては頼もしい資産になるだろうという評価が出ている。



金志炫 jhk85@donga.com