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ムーディーズ、崔順実スキャンダルにも「国債格付けは安定的」

ムーディーズ、崔順実スキャンダルにも「国債格付けは安定的」

Posted November. 23, 2016 08:40,   

Updated November. 23, 2016 08:43

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「崔順実(チェ・スンシル)スキャンダル」で政局が混乱を極めているが、韓国国債格付けには当面影響がなさそうだという予測が出た。

国際格付け会社「ムーディーズ」や韓国信用評価は22日、ソウル汝矣島(ヨイド)にあるコンラッドホテルで開かれた「2017年の韓国格付けを巡るカンファレンス」で、崔順実スキャンダルにも拘わらず、韓国経済は安定を維持するだろうと見込んだ。マイケル・テイラー・アジア太平洋総括担当は崔順実スキャンダルについて、「経済体制が働き、金融当局が自分の役割を果たしているので、経済支配構造(ガバナンス)には影響を及ぼさないだろうとみている」と語った。ムーディーズは昨年12月、韓国国債格付けをAa2(安定的)に格上げ後これを維持している。

ムーディーズは、ドナルド・トランプ米次期大統領の登場を受け、グローバル経済の不確実性が膨らんでいるが、韓国金融機関や企業格付けは安定的であろうと評価した。

造船業や海運業の構造調整については、「エクスポージャー (危険露出額)が国策銀行に集中している上、すでに該当銀行の格付けに反映されている」とし、都市銀行に及ぼす影響は少ないだろうと評した。ただ、北朝鮮の核実験に伴う地政学的危険要因が大きく、失業率増加や消費減速は見守る必要があると付け加えた。



李建赫 gun@donga.com