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電気車アイオニック、完全自律走行

Posted November. 18, 2016 09:10,   

Updated November. 18, 2016 09:12

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現代(ヒョンデ)自動車は16日(現地時間)、米ロサンゼルスのコンベンションセンターで開幕した「2016LAオートショー」で、「アイオニック・エレクトリック自律走行車」を世界初に公開した。

純粋な電気車(EV)であるアイオニックエレクトリックを基盤にしたこの車は、完全自律走行レベルを意味するレベル4(米自動車工学会基準)を満たしたコンセプトカーだ。現代自米法人のデイブ・ズコフスキー社長は、「現代自はこれからも、『移動』を巡るビジョンを現実化できるように努力していきたい」と強調した。

●自律走行に自信を見せる現代自

自律走行車はレベル0〜4の計5段階に分けられる。レベル0は、ドライバーがすべてのことをコントロールすることを意味する。レベル1は、一部の機能のみ自動車内のソフトウェア(SW)が担当する。最近、EQ900などの高級車両が少しずつ適用しているレベル2は、高速道路のように運行しやすい区間だけを車が自ら運転できる。レベル3は、「ハンズオフ及びアイオフ」、レベル4は、「マインドオフ」に区分される。ドライバーが突発状況に注意しなければならない水準は3段階、車にすべてのことを任せてもいい状態が4段階だ。

アイオニックエレクトリック自律走行車は、レベル4水準を具現した。しかし今は道路や周辺データがすべて入力された一定区間内でだけ可能となる。商用化までは時間がもう少しかかるという意味だ。現代自は来年1月、米ラスベガスで開かれる「2017国際家電見本市(CES)」でアイオニックエレクトリック自律走行車の走行を実演する予定だ。

この車は、「自律走行をできるだけ簡単に具現する」という趣旨の下で開発された。現代自米法人のマイク・オブライアン商品担当副社長は、「アイオニックエレクトリック自律走行車は、現在販売しているアイオニックエレクトリック車両と外観上の違いがほとんどない」と語った。アイオニックそのものがデザイン段階から自律走行を念頭において開発されたため、という説明だ。

従来の量産車に適用された技術を効率的に活用したことも目に付く。アドバンストスマートクルーズコントロール((ASCC)の前面レーダーや車線維持支援システム(LKAS)のカメラなどを、「ライダー(LIDAR=レーザーレーダー)」技術と結合させたのが代表的だ。これを通じて、車の正確な位置を把握して周辺のモノを簡単に感知し、車両の安全走行を保障する。

●北米攻略の先頭に立った車

現代自の独立ブランド「ジェネシス」も、今回の展示会を「G80スポーツ」のデビュー舞台にした。現代自と分離された単独展示スペース(325平方メートル)を飾ったのも注目するに値する。昨年11月に誕生したジェネシスブランドは、今年8月「G80」で米国に初進出し、先月からは「G90」(国内名は「EQ900」)を販売している。G80スポーツは、3.8GDi、5.0GDiエンジンだけだった従来のG80のラインナップに3.3ターボGDiを追加し、高級セダン市場での競争力を強化したことに意味がる。G80スポーツは、来年上半期(1〜6月)に米国で公式発売される。

起亜(キア)自動車は、「ソウルターボ」をメインモデルに打ち出している。起亜自のソウルは、北米地域の「エントリークロスオーバーユーティリティ(CUV)」級で大人気を謳歌している。来月から米国での販売を開始するソウルターボは、この疾走に翼をつけることになるものと期待される。

海外自動車ブランドのうち、目につくのはジャガーの電機車市場への初進出だ。

ジャガーの「I―フェイスコンセプトカー」は、5人乗りスポーツユーティリティ車両(SUVの電気車)で、1回の充電で500キロの走行が可能だ。量産モデルは2018年に公式発売される予定。今回の展示会は27日まで行われる。



金昌德 drake007@donga.com