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アップル、売上と純利益が共に減少

Posted October. 27, 2016 08:19,   

Updated October. 27, 2016 08:20

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アップルは、売上高や純利益共に前年同期より減少して、やや低迷した成績を出した。アップルは24日(現地時間)、今年第3四半期(7~9月)の売上高は468億5200万ドル(約52兆9400億ウォン)、純利益は90億1400万ドルを記録したと明らかにした。前年同期比売上高は9%、純利益は19%減少した数値だ。

今回の業績には、9月末の販売開始後、グローバル市場で大人気となっているアイフォーン7シリーズの販売成果はほとんど反映されなかった。そのため、同日、アップルを始めとするスマートフォン業界の注目は、第3四半期の業績低迷要因より第4四半期(10~12月)の改善されるべきアップルの業績の方に集まっている。

国内電子業界の関係者は、「第4四半期は世界最大市場となっている米国の感謝祭やクリスマスシーズンが続いており、電子業界では最盛期と言われている」と語り、「三星(サムスン)電子のギャラクシーノート7の生産打ち切り事態で目立ったライバルがない上、最盛期まで重なり、第4四半期は大幅に改善された業績が出てくるだろう」と話した。同日、米情報技術(IT)専門誌「ザ・バージ」などは、第4四半期のアップルの売上高は780億ドルを記録するだろうと見込んだ。これは、アイフォーンを7446万台以上も売りさばいて四半期基準で史上最高業績を上げた昨年第4四半期の業績(売上高746億ドル)を上回る数値だ。

アップルのティム・クック最高経営者(CEO)も業績発表後、カンファレンスコールで、「アイフォーン7、アイフォーン7プラスの市場での反応は期待を大幅に上回り、現在は供給より需要の方が多い」と語った。

ただ、グローバル最大市場と言われている中国でやや低迷しているのは課題に残っている。中国で、アップル・アイフォーンの売上は、前年同期比30%近く減少した。中国経済成長率が減速したうえ、ファーウェイやシャオミ、オッポなどの中国メーカー各社との競争がさらに激しくなっているからだ。

一方、クックCEOは同日、「ギャラクシーノート7の生産打切り事態が、アップルの予測値変更に影響を及ぼしたのか」という質問に対し、「よりよい経験を求めて、アップルに切り替えるアンドロイドユーザーが極めて多い」と語った。アップルのルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)も、「アンドロイドからアイフォーンに切り替えるユーザー数は記録的水準だ」と主張した。

一方、米3大モバイル通信会社の一つであるスプリントのマルセロ・クラウレ最高経営者(CEO)は25日(現地時間)、第3四半期業績発表のカンファレンスコールで、「(ギャラクシーノート7の加入者の)大半が、ギャラクシーS7に交換した」と明らかにした。Tモバイルのマイク・シーバート最高運営責任者(COO)も同様に24日(現地時間)、「多くの人たちがギャラクシー家族に残ることを喜んでいる」と言い、「ギャラクシーノート7加入者の大半は再び三星電子製品を選んだ」と明らかにした。



서동일기자 dong@donga.com · 이샘물 ソ・ドンイル イ・センムル記者 기자