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三星重工業、今度は1兆ウォン台の海洋プラントを受注

三星重工業、今度は1兆ウォン台の海洋プラントを受注

Posted October. 17, 2016 08:32,   

Updated October. 17, 2016 08:54

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三星(サムスン)重工業が1兆ウォン台の大型海洋プラント生産設備の受注を事実上確定した。

16日(韓国時間)、ノルウェー海洋分野の専門誌「アップストリーム」は、三星重工業がメキシコ湾の「マッドドッグ2プロジェクト」に参加する米BPが発注した半潜水型原油生産設備(Semi-FPU)の受注を事実上確定したと報道した。今回の入札には現代(ヒョンデ)重工業や大宇(テウ)造船海洋など、国内大手造船会社を始め、シンガポールや中国メーカー各社も参加したが、三星重工業が最終的に選ばれたという。契約金額は1兆ウォン台規模と伝えられており、最終契約は来年初頭に交わされる見通しだ。

三星重工業は12日、ノルウェーのビーケン社が発注したオイルタンカー4隻を2億2000万ドル(約2400億ウォン)で受注した。9月末には欧州船社「ガスログ」と液化天然ガス(LNG)船2隻の建造契約を交わした。契約金額は4200億ォン。

三星重工業は昨年10月以降11か月間、ただの1件の受注も確保できなかったが、この3週間で3件の受注契約を次々と交わし、「底力」を発揮している。さらに、単独交渉中の複数の大型プロジェクトもあるので、年内での追加受注も可能とみられる。

三星重工業は現在、インドのゲイル社が行っているLNG船の入札に単独参加しているので、LNG船4〜6隻の受注が期待されている。イタリア「ENI」社のモザンビーク・コーラル(Coral)浮体式洋上天然ガス液化貯蔵プラント(FLNG)のプロジェクトも詰めの交渉段階にあるので、年内での本契約締結が実現する可能性が高い。このプロジェクトで三星重工業の契約金額は、25億〜27億ドル(約3兆ウォン)と予想される。



정민지기자 チョン・ミンジ記者 jmj@donga.com