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中国で起きたギャラクシーノート7の発火事件はブラックコンシューマーの仕業

中国で起きたギャラクシーノート7の発火事件はブラックコンシューマーの仕業

Posted September. 20, 2016 07:32,   

Updated September. 20, 2016 07:46

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最近、中国で起きた「ギャラクシーノート7」の発火事件は、二件ともにブラックコンシューマーの仕業であることが19日確認された。

中国メディアは18日(現地時間)、「ジワワ二」や「ジョンヤオ」というハンドルネームのネットユーザー二人が、それぞれ、「使っていたギャラクシーノート7から火が出た」という書き込みと共に写真や購入レシートなどをポータルサイト「百度(バイドゥ)」やソーシャルネットワークサービス(SNS)「微博(ウェイボ)」などに掲載したと報じた。ジワワ二は、「3日、中国電子商取引会社『京東商城』から購入したギャラクシーノート7だ」と主張し、「使用中にいきなり画面が黒く変わり、ブレが感じられた」として、画面が黒く焦げて一部が熱に溶けた製品写真を掲載した。ジョンヤオも同様に京東商城で、事前予約で購入した製品が発火したと主張した。

三星(サムスン)電子は、中国市場向け製品には問題のない中国ALT社のバッテリーを全量搭載して、1日に発売開始後、これまで正常に販売してきた。もし、中国で正常販売してきた製品すら発火が起きたら、今回の事態は単なるバッテリー欠陥の問題ではなく、設計そのものの問題へと拡大されかねない状況だったので、中国三星とALTは事故発生直後、製品を回収して精密調査を行ってきた。

中国バッテリーメーカーであるALTは、調査開始の翌日だった同日、「三星電子と一緒にX線やコンピューター断層撮影(CT)映像について分析した結果、バッテリー自体の問題ではなく、故意的破損であることが確認された」とし、「外部から加熱した跡が見つかった」と明らかにした。

今回の調査のため、三星電子とALTは、回収した製品を電子レンジや熱風機、インダクションレンジ、オーブンなどの外部熱源に入れて再現実験を行ったという。三星電子の関係者は、「バッテリーの発熱によって火が出た場合、バッテリーだけが燃焼されるが、中国で回収した製品は、バッテリーだけでなく、内部回路やカメラなど、ほかの複数の部品も火に燃えたことが確認された」とし、「CT撮影結果においても、従来の発火製品と違って、今回の製品はバッテリー内部のセルの形が変形しておらず、全体的に維持された様子だった」と説明した。

一方、国内で新製品への交換を開始した三星電子は同日、有価証券市場で前取引日より2.03%高の1株=155万8000ウォンで取引を終えた。これに先立って13日も、4.23%値上がりし、最近ギャラクシーノート7のリコール事態による短期間の急落衝撃を克服している様子を見せている。



김지현기자 キム・ジヒョン記者 jhk85@donga.com