三星(サムスン)電子のモバイル決済サービス「三星ペイ」が、発売から1年間で韓国内累積決済金額が2兆ウォンを突破した。24日、三星電子は昨年8月に三星ペイサービスを開始後、これまで、韓国内累積決済金額は2兆ウォン、グローバル統合取引件数は1億ウォンを突破したと明らかにした。
三星ペイとは、クレジットカードを使う代わりに、スマートフォンをカード決済機にタッチして使えるモバイル決済サービスだ。オフライン決済だけでなく、オンライン決済や現金自動預け払い機(ATM)での入出金、交通カードなど、様々なサービスを支援している。現在、韓国や米国、中国など7か国でサービスを行っている。世界の440行以上の主要銀行のほか、アメリカンエキスプレスやユニオンペイ、マスターカード、ビザなど、主要カード会社各社やアリペイなどとも提携している。
三星電子は、三星ペイのオンライン決済サービスの使用件数も大幅に増えていると明らかにした。実際、年明けから三星電子は各オンライン決済サイトやオープンマーケットなどで、三星ペイサービスを本格的に拡大している。韓国内累積取引金額2兆ウォンのうち、25%程度の約5000億ウォンをオンライン決済サービスが占めている。
三星電子側は、「従来のオンライン決済の場合、一般的に煩わしい認証手続きを経なければならないが、三星ペイは一回の指紋認証で決済が行われるので、利便性や安全性が高く、ユーザーから好反応を得ている」とコメントした。
서동일기자 ソ・ドンイル記者 dong@donga.com