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LG化学、NASAに宇宙服用電池を供給

LG化学、NASAに宇宙服用電池を供給

Posted July. 18, 2016 06:56,   

Updated July. 18, 2016 07:11

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米航空宇宙局(NASA)の宇宙探査用宇宙服に、LG化学のバッテリーが搭載される。LG化学は最近、国内初にNASAとリチウムイオンバッテリーの供給計画を交わしたと、17日明らかにした。LG化学は今回の契約を受けて、今月初めからNASAにバッテリーを供給している。これでLG化学は、電気自動車や電機船舶、ドローンなど、陸海空市場だけでなく、宇宙市場にまで進出することになった。

LG化学がNASAに供給するバッテリーは、宇宙服に電源を供給する用途として使われる。LG化学の関係者は、「宇宙服には宇宙飛行士の命を保つために酸素供給装備や通信装備、放射能測定器など、多様な機能が搭載されている」といい、「LG化学のバッテリーが、このような最先端装備の心臓のような役割を果たすことになるだろう」と説明した。

NASAはこれまで、宇宙探査用宇宙服に、日本企業が供給する銀亜鉛(silver-Zinc)バッテリーを搭載してきた。しかし、銀亜鉛バッテリーは寿命が短く、リチウムイオンバッテリーに交換することを推進してきた。LG化学が供給するリチウムイオンバッテリーは、航空や宇宙・軍事分野で使われる銀亜鉛バッテリーより寿命が約5倍も長い。

LG化学・電池事業本部長である李雄範(イ・ウンボム)社長は、「今回の契約で航空や宇宙分野で独歩的存在感を持っているNASAの安定性テストを通ったことで、LG化学バッテリーの技術力を世界市場で再び立証することができた」といい、「今後、NASAとのパートナーシップを強化して、多様な航空・宇宙機器にLG化学バッテリーが適用されるよう、市場を拡大していく計画だ」と語った。



이샘물 イ・センムル記者 기자