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江南3区のマンション保証金率が下落、2014年以来初めて

江南3区のマンション保証金率が下落、2014年以来初めて

Posted June. 06, 2016 07:31,   

Updated June. 06, 2016 07:51

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ソウル江南(カンナム)地域のマンションの分譲価格と売買価格の上昇が続いている中、伝貰(チョンセ=一定の住宅保証金を預けて生活し、転出時に全額返還される賃貸制度)価格率(売買価格比伝貰金の割合)が下がったことが明らかになった。周辺の新都市入居物件が増えたことを受け、江南地域の伝貰金上昇の勢いが減速したのに、分譲価格や売買価格は相対的に早いテンポで上昇したためとみられる。

5日、韓国鑑定院によると、先月、ソウル江南区マンションの伝貰価格率は平均58.8%と、前月(59.0%)より0.02%ポイント下落した。伝貰価格率が下がったのは2014年8月以降1年9ヵ月ぶりのこと。先月、瑞草区(ソチョグ)と松波区(ソンパグ)の平均伝貰価格率も前月より0.2%ポイントずつ下がって、それぞれ62.6%と68.7%だった。二カ所共に2016年6月以降、1年11ヵ月ぶりに伝貰価格率が下がったのだ。

再建築団地を中心に、伝貰の取引件数も減っている。不動産情報会社「リアルトゥデイ」によると、年明けから先月まで、松波区蚕室(チャムシル)住公5団地で取引された伝貰物件は203件だった。昨年同期(278件)より26.9%減少した。江南区開浦(ケポ)住公1団地の伝貰物件も、同期間30.4%も減少した。

江南地域の伝貰取引が下火になったのは最近、周辺地域で新しいマンションの入居物件が増えたことを受け、これらの地域に伝貰ニーズが移ったためとみられる。「不動産114」によると、今年上半期(1〜6月)の慰禮(ウィレ)新都市の入居物件は4890件にのぼる。

また、江南地域の新しいマンションの分譲価格の高止まりが続き、マンション価格が値上がりするだろう見込だテナントたちが、住宅購入に乗り出したことで、伝貰需要が減ったという見方もある。リアルトゥデイのチャン・ジェヒョン・リサーチチーム長は、「江南圏マンションの分譲価格の高止まりが注目を集めると、江南地域の借り手たちが、伝貰を求める代わりに、価格差益を見込んで住宅購入に乗り出すケースも多い」と説明した。



조은아 チョ・ウンア記者 기자achim@donga.com