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休めない老年、75歳以上の雇用率がOECD首位

休めない老年、75歳以上の雇用率がOECD首位

Posted June. 04, 2016 07:11,   

Updated June. 04, 2016 07:16

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韓国の75歳以上の高齢者の雇用率が、経済協力開発機構(OECD)加盟諸国の中で最も高いことが明らかになった。年金や財テクで老後に備えることができず、仕事で生計を立てなければならない高齢者が多いからだ。

3日、OECDによると、2014年基準で韓国の75歳以上の高齢者の雇用率は19.2%で、OECDに関連統計を提出した24か国の加盟国の中で最も高いことが分かった。OECD平均(4.8%)の4倍水準だった。75歳以上の雇用率は、韓国やメキシコ(15.7%)だけが二ケタのパーセントを記録し、日本は8.2%、英国は2.6%、フランスは0.4%など、残りの22か国は全て10%未満だった。65歳以上の雇用率も、韓国は31.3%でOECD全加盟国(34ヵ国)のうち、アイスランド(36.2%)に次いで2番目に高かった。主要先進国のうち、日本は20.8%、英国は10%で、ドイツ(5.8%)やフランス(2.3%)は10%未満だった。

さらに大きな問題は、高齢者らが非正規職など、質の低い雇用に追い出されていることだ。統計庁が先月26日に発表した「経済活動人口調査の労働形態別付加調査の結果」と題した報告書によると、今年3月基準で60代の非正規職労働者数(133万8000人)は、昨年同月より12.3%(14万7000人)も急増した。このように高齢者らが質の低い雇用に追い出されたことを受け、韓国の高齢者貧困率(2014年基準で47.2%)もOECD加盟国の中で最も高い。



유성열기자 ユ・ソンヨル記者 ryu@donga.com