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成長率予測を2%台に下方修正、景気刺激で7兆ウォンの財政補強へ

成長率予測を2%台に下方修正、景気刺激で7兆ウォンの財政補強へ

Posted May. 23, 2016 07:37,   

Updated May. 23, 2016 07:48

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政府は今年の経済成長率予測を当初の3.1%から2%台後半に下方修正する一方で、景気刺激のため下半期(7~12月)に7兆ウォン以上の財政補強を行う計画だ。また、企業構造調整用補正予算を編成するよりは、来年度の本予算編成の過程で、構造調整や失業対策関連予算を大幅に増やすことにした。

22日、企画財政部によると、政府はこのような内容の「下半期経済政策方向」をまとめて、6月末に発表する予定だ。まず、韓国電力行公社や韓国土地住宅公社(LH)などの公企業投資や様々な基金を動員して、7兆ウォン以上の財政補強に乗り出す計画だ。今年上半期(1~6月)に全体財政の60%ほどを前倒しして実施したことで、財政絶壁は避けて通れない状況であるからだ。2%台へと成長率を引き下げるほど、対内外の経済環境も容易ではないのが現状だ。

財政補強をするものの、昨年のように中央政府レベルの補正予算は編成しない方向に決めたという。補正予算の編成に国会の同意が必要なため、編成から国会での可決までには少なからぬ時間がかかる。第20代国会の構成は7月ごろに終わるものとみられ、たとえ補正予算を編成しても、来年度本予算の審議と重なる公算が高い。国債発行が欠かせない補正予算は、直ちに国や家計の借金へとつながることも負担となっている。スーパー予算編成へと方向性は決めたものの、政治圏や政府の一部で補正予算の必要性を曲げていないことも、詰めの変数となっている。



세종=손영일 世宗市=ソン・ヨンイル記者 기자scud2007@donga.com