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三星がアリペイと提携、中国モバイル決済市場を攻略

三星がアリペイと提携、中国モバイル決済市場を攻略

Posted May. 21, 2016 08:59,   

Updated May. 21, 2016 09:02

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三星(サムスン)電子が、爆発的に成長している中国モバイル決済サービス市場を先取りするため、潜在的ライバル会社である「アリペイ」と手を組んだ。三星電子は、中国最大モバイル決済フラットフォームであるアリペイと戦略的提携パートナシップを交わしたと、20日明らかにした。

同日から中国にある三星ペイのユーザーらは、三星ペイでアリペイの決済も利用できる。クレジットカードとデビットカードのように、アリペイアカウントを三星ペイにあらかじめ登録しておけば、アリペイアプリケーション(アプリ=応用プログラム)を起動させなくても、すぐに決済できる。スマートフォン画面を下から上の方に押し上げれば、アリペイ決済用QRコードが現れるが、これをアリペイ決済が可能な店舗で使えばいい。

すでに3月、中国市場で三星ペイサービスを開始した三星電子が、後でアリペイと手を組んだ理由は、すでに中国モバイル決済市場をアリぺイを始め、中国メーカー各社が掌握しているからとみられる。2004年からサービスを開始したアリペイは、中国内で4億5000万人以上のユーザーを確保しており、200社以上の金融機関とパートナーシップを交わしている。昨年第4四半期(10〜12月)基準で、中国モバイル決済市場シェアの71%を占めており、トップについている。

三星電子に先立って、今年2月に中国市場でサービスを開始したアップルのアップルペイも、市場への影響力は微々たるものだ。貿易協会北京貿易館は、「アップルはアップルペイを中国市場に安着させるため、様々な努力を傾けているが、すでに、地元のライバル会社各社が補助金政策や割引恩恵などで市場を先取りしている」と説明した。



김지현기자 キム・ジヒョン記者 jhk85@donga.com