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アイフォンを作る「フォックスコン」、ノキアの携帯電話も買収

アイフォンを作る「フォックスコン」、ノキアの携帯電話も買収

Posted May. 20, 2016 07:54,   

Updated May. 20, 2016 08:01

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台湾のフォックスコン(鴻海精密工業)が日本のシャープに続き、ノキアの携帯電話事業部門も買収する。

米マイクロソフト(MS)は18日(現地時間)、ノキアから買収した携帯電話事業部門を、フォックスコンの子会社であるFIHモバイルに3億5000万ドル(約4130億ウォン)で売却したと明らかにした。今回の契約は、規制当局の承認を経て、今年下半期(7〜12月)に完了される。この契約を受け、MSはフィーチャ―フォンブランドやソフトウェアおよびサービス、支援ネットワークやその他の資産など、事実上すべての資産をフォックスコンに渡すことになる。フォックスコンは先月、日本ディスプレイ業界の誇りであったシャープを買収するなど、最近会社規模を拡大している。

2008年までは、グローバル携帯電話市場シェアが40%に迫っていたノキアは、スマートフォンメーカーへの切り替えタイミングを逃して、没落の道をたどった。2014年は事業低迷に耐え切れず、54億ユーロ(約7兆1820億ウォン)で、MSに携帯電話事業部門を売却した。わずか2年でノキア携帯事業部門の「価値」は18分の1に墜落したのだ。

新しいノキアスマートフォンの生産や設計支援はFIHモバイルが、デザインや開発、販売はノキアやMSの元役員らが集まって設立したフィンランド新生会社「HMDグローバル」がそれぞれ担当することになる。

ノキアがスマートフォン市場で再起を狙っているというニュースに、市場では食い違った評価が出ている。市場調査会社であるCCSインサイトのベン・ウッド・アナリストは、「ノキアはフィーチャーフォンの強者だったが、スマートフォン市場でも自分の価値を証明できるかどうかは不透明だ」と評した。同日、ノキアの株価は、携帯電話市場への復帰ニュースに2.95%高の1株=4.67ユーロで取引を終えた。



김지현기자 キム・ジヒョン記者 jhk85@donga.com