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時速250キロの「準KTX」投入、全国を2時間台でつなぐ

時速250キロの「準KTX」投入、全国を2時間台でつなぐ

Posted February. 04, 2016 07:15,   

Updated February. 04, 2016 07:26

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現在は高速鉄道(KTX)が運行されない地域に、2025年までに時速250キロで走る「準KTX級列車」が集中的に投入され、全国が2時間台の鉄道網でつながる。首都圏の通勤時間を30分台に短縮する首都圏急行列車(GTX)事業も本格的に推進される。

国土交通部(国土部)はこのような内容の「第3時国家鉄道網構築計画(案)」をまとめて、4日に公聴会を開催すると、3日明らかにした。第3次計画は2025年までの今後10年間、鉄道網構築の基本方向や路線拡充計画などを盛り込んだ中長期的法廷計画だ。

この計画によると、KTXが運行されない一般鉄道には、KTXに匹敵する時速250キロのEMU-250動力分散型列車を投入して、準KTX鉄道網を全国的に構築する。南部内陸線(金泉~巨濟)や春川(チュンチョン)~束草(ソクチョ)線、平沢(ピョンテク)~ 夫鉢 (ブバル)線、忠北(チュンブク)線(鳥致院~鳳陽)などを準KTX線で新設し、中央線などの従来路線も準KTX線路に交換する。そうすれば、高速列車を利用できる人口が、現在の51%から2025年は85%に拡大するだろうと、国土部は試算した。

首都圏などの大都市圏の通勤時間を、現在の50分台から30分以内に短縮する事業も推進される。首都圏広域急行鉄道(GTX)のA路線(京畿道高陽市一山~ソウル江南区三成)は京畿道坡州(パジュ)まで延長され、B路線(仁川松島~ソウル淸凉里)やC路線(京畿道義政府~京畿道軍浦市衿井)は新たに計画に含まれた。新盆唐(シンブンダン)線の好梅實(ホメシル)~峰潭(ボンダム)、東氷庫(トンビンゴ)~三末(サムソン)区間も新たに建設される。計画通りに鉄道網が構築されれば、首都圏からソウル駅にアクセスする時間が、△一山(イルサン)は63分→13分、△義誠府(イジョンブ)は52分→8.4分、△松島(ソンド)は87分→23分、△華城東灘(ファソン・ドンタン)は82分→23分などと大幅に短縮される。

断絶区間のソウル水西(スソ)~京畿道広州(クァンジュ)路線(19.2キロ)を繋ぐ作業も含まれており、ソウル江南圏や首都圏南部地域から江原道(カンウォンド)や忠清北道(チュンチョンブクド)、慶尚北道(キョンサンブクド)などの中部内陸地域へのアクセスもよくなる。

しかし、第3次計画に反映されたからと言って、直ちに事業が始まるわけではないので、過度な期待は禁物だ。具体的な妥当性調査や事業計画作成などを経れば、実際の着工までには数年以上かかることもありうる。第1、第2次計画に反映されたが、まだ開始すらできていない事業も相当多い。

国土部の関係者は、「第3次鉄道網構築事業に必要な財源は、計74兆1000億ウォン(国庫53兆7000億ウォン)であり、最近の財政運営を考慮すれば、財源調達が可能な水準だ」と話した。



김재영기자 キム・ジェヨン記者 redfoot@donga.com