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テルライドの突風…起亜自動車が米市場を「疾走」

テルライドの突風…起亜自動車が米市場を「疾走」

Posted April. 04, 2019 07:59,   

Updated April. 04, 2019 07:59

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米自動車市場が萎縮する中、起亜(キア)自動車が現地市場の攻略のために発売した大型スポーツ用多目的車(SUV)テルライド(写真)の人気のおかげで販売台数が大幅に伸びた。

3日、起亜自動車の米販売法人によると、起亜自は3月、米市場で5万5814台を販売し、前年同期(5万645台)比販売台数が10.2%も伸びた。第1四半期(1~3月)の累積販売台数も13万6596台で、昨年同期より7.6%伸びた。今期の業績は、2016年第1四半期以来最大となっている。

起亜自動車の販売台数が急増したのは、3月から本格的に販売を開始したテルライドの善戦のおかげだ。先月5080台が売れたこの車両は、大型SUV需要の大きい米市場を攻略するために、デザインから生産までを全て米国で行った。

起亜自動車の関係者は、「大型車を好む米消費者をうまく攻略したおかげで、期待を上回る成績を収められた」と語った。起亜自動車の看板モデルである中型SUV・ソレントも、先月9507台が売れて、前年同期比売上が18.4%も伸びた。テルライドを見るために展示場を訪れる客が増えたことで、他の車の販売にも前向きな影響を及ぼしているという分析だ。テルライドの韓国発売時期はまだ決まっていない。

現代(ヒョンデ)自動車も成績は悪くない。現代自の米販売法人は3月、米市場で6万2627台を販売して、昨年同期より販売台数が1.8%伸びた。第1四半期の販売台数は、前年同期比2.1%伸びた。中型SUVである新型サンタフェは1万929台、準中型SUVツーソンは1万1976台が売れ、全販販売台数の36.5%を占めた。部分変更モデルを発売したアバンテ(現地名はエラントラ)も1万5008台売れ、先月より販売台数が約60%伸びた。販売業績好調で、現代・起亜自動車の米市場シェアも一緒に上昇した。現代自は1月の3.7%から3月は3.9%に、起亜自動車は3.3%から3.5%に上昇した。

一方、他の主要自動車メーカーは、米自動車市場の低迷の影響で苦戦している。先月ゼネラルモーターズ(GM・-7%)とフォード(-1.6%)、トヨタ(-5%)日産・三菱(-9.7%)などの主要ブランドの前年同期比の販売台数は減少した。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com