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三星、フォルダブルフォンに世界最大の12ギガDラム

三星、フォルダブルフォンに世界最大の12ギガDラム

Posted March. 15, 2019 08:46,   

Updated March. 15, 2019 08:46

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三星(サムスン)電子が、自社の最初のフォルダブルフォン「ギャラクシーフォールド」に入る世界最大容量の12GB(ギガバイト)のモバイルDラム(写真)の生産を開始した。三星電子は、12GB級の「低電力ダブルデータレート(LPDDR・Low Power DDR)4X」モバイルDラムの量産に突入したと、14日明らかにした。

新製品は、従来の8GBモバイルDラムより容量を1.5倍に増やした。一般的に超薄型ノートパソコン一台に8GBのDラムが搭載されることを考慮すれば、今やモバイルDラムの容量がノートパソコンをはるかに超えることになる。

大容量モバイルDラムが搭載されれば、フォルダブルフォンのように画面が二倍以上も広くなった超高解像度のスマートフォンでも、さまざまなアプリケーション(アプリ・応用プログラム)をスムーズに使用できる。三星電子は、「最近発売される次世代スマートフォンが5つ以上のカメラモジュールと大型・マルチディスプレイ、人工知能(AI)プロセッサ、第5世代(5G)通信サービスなどを支援していることに合わせて、ハイスペックモバイル機器のシステム性能を向上できるように作られた製品だ」と明らかにした。

製品パッケージの厚さも1.1ミリなので、モバイル機器をよりスリムに設計できると会社側は説明した。特に12GBの大容量を1つのパッケージで具現し、消費電力効率を向上させ、バッテリーの搭載面積も拡大できると付け加えた。

三星電子は、12GBモバイルDラムの量産を皮切りに、下半期は8GB以上の大容量モバイルDラムラインナップの供給量を3倍以上に拡大して、プレミアムメモリの需要増加に対応するという戦略だ。三星電子は、ギャラクシーフォールドを4月に米国、5月に韓国と欧州などで発売する予定である。

全世原(チョン・ウォン)三星電子メモリー事業部担当副社長は、「顧客のDラム需要増加に合わせて、平沢(ピョンテク)ラインの生産比重を拡大していきたい」と述べた。


金志炫 jhk85@donga.com