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貿易協会「3無3低のカンボジアに投資魅力」

貿易協会「3無3低のカンボジアに投資魅力」

Posted March. 11, 2019 08:26,   

Updated March. 11, 2019 08:26

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、今年初の海外歴訪としてブルネイ、マレーシア、カンボジアの東南アジア3カ国の歴訪に乗り出したことで、財界でもこの国々への韓国企業の投資可能性に関心を示している。

韓国貿易協会・国際貿易研究院は、「アセアンの期待の星、カンボジアで見つける輸出機会」を通じて、カンボジアが海外資本規制、為替リスク、輸入関税のない「3無」国だと、11日明らかにした。また、賃金、平均人口年齢、輸出関税は低く、企業に友好的な「3低」の条件を整えている評した。

カンボジアは、外国人投資規制がほとんどない。申告と同時に投資がほとんど認められ、外国企業の100%出資も可能だ。米ドルが自国通貨で置き換えられるドルライゼーションで、為替リスクの負担もない。カンボジア政府から投資適格プロジェクトの承認を受ければ、最大で9年間、設備と原副資材の輸入関税、法人税を免除される。

また、カンボジア衣料産業の今年の最低賃金は月182ドル(約20万ウォン)で、タイの60%水準だ。人口の半分が25歳未満で、若年層の労働力が豊富だ。一般特恵関税(GSP)の対象国であり、米国、欧州連合(EU)、日本などに輸出時は関税の恩恵を受ける。

一方、同日、全国経済人連合会は、マレーシア市場に進出する際に注意しなければならない5つの事項を提示した。特に、昨年5月に61年ぶりに政権交代を成し遂げたマハティール新政府が発足したことを考慮すべきだと強調した。新政府は莫大な国家債務問題の解決と租税改革、公務員賃金引き上げの白紙化など、さまざまな改革を進めている。また、国内総生産(GDP)の80.3%を超える国の負債を減らすために、大規模なインフラプロジェクトを見直している。全経連の関係者は、「インフラ建設の受注は、当面減る可能性が高い」と指摘した。

昨年、世界経済フォーラム(WEF)によると、マレーシアの国家競争力は140カ国中25位で、アセアン内でインドネシア、フィリピン、タイなどを上回ることも前向きに評価した。また、マレーシアはハラール認証を通じて、中東をはじめとするイスラム市場進出の足がかりとして活用できる。人口3000万人のマレーシアは、アセアンの中で、シンガポール、ブルネイに次いで1人当たりの国民所得(2017年9755ドル)が高く、「若くて購買力の高い中産階級」が多いことも強みだ。


裵碩俊 eulius@donga.com