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LG化学、欧州に第2バッテリー工場を推進

LG化学、欧州に第2バッテリー工場を推進

Posted March. 05, 2019 08:31,   

Updated March. 05, 2019 08:31

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LG化学が、ポーランドに続いて欧州に追加でバッテリー工場の建設を検討している。

4日、LG化学側は「まだ決まったことではないが、ポーランドのバッテリー工場の増設に続き、新工場を建設するかどうか多角的に検討している」と明らかにした。

同社の関係者は、「欧州連合(EU)が2020年から強力な二酸化炭素(CO₂)排出規制実施の決定を受け、最近欧州自動車メーカー各社が我先に電気自動車の発売計画を出している」とし、「完成車メーカー各社は自社の本社と生産工場の近くにバッテリー工場が建設されることを希望しており、バッテリー業界全体として欧州地域への設備投資が増えている」と説明した。

LG化学電池事業部門の金鐘現(キム・ジョンヒョン)部門長(社長)も最近、ポーランド現地で、「ポーランド工場の生産能力を引き続き育成して、今後2〜3年以内に欧州の生産能力を70GWh(ギガワット時)まで拡大したい」と語った。70GWhとは年間100万台以上の電気自動車にバッテリーを供給できる生産能力だ。

LG化学は昨年初め、ポーランドのヴロツワフにバッテリー工場を完成したのに続き、昨年11月に6513億ウォンを追加投資して工場を増設することにした。欧州地域の増設をもとに、現在35GWhレベルの年間グローバルバッテリー生産能力を2020年には100~110GWhに拡大するという目標だ。

先月27日、SKイノベーションも取締役会を開き、9452億ウォンを投資して、欧州に2つ目のバッテリー工場を建設することにした。昨年3月からハンガリーのコマロムに建設している電気自動車のバッテリー1工場(7.5GWh)の近くに、9GWh以上の規模を生産できる第2工場を建設するという。

SKイノベーションは、「急成長する欧州電気自動車市場の変化に先制的に対応し、欧州自動車市場内での地位を強化して真っ向から勝負するための決定だ」と明らかにした。最近三星(サムスン)SDIも、2016年、ハンガリーに4000億ウォンをかけて建設した電気自動車用バッテリー工場に5600億ウォンを追加投資して増設に乗り出すことを決定した。

グローバル企業も積極的に設備投資に乗り出している。ドイツ・メルセデスベンツの持株会社であるダイムラーは、最初のバッテリー工場を完成車工場近くのポーランドに建設すると発表した。世界最大手のバッテリーメーカーである中国CATLも最近、ドイツ・バッテリー工場の年間生産規模を世界最大である100GWhまで育成すると発表した。


金志炫 jhk85@donga.com